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愛知県警が交通安全の時代劇!命の重み呼び掛け

名古屋市西区の円頓寺商店街で、交通事故防止を呼び掛ける時代劇で、大八車による事故を演じる愛知県警の警察官ら

 江戸時代に交通死亡事故を起こすと、過失であっても死罪。愛知県警西署は18日、江戸時代の寺や蔵が現在も残る名古屋市西区の円頓寺商店街で時代劇を演じ、交通事故防止を呼び掛けた。

 1654年に建てられた円頓寺の駐車場に、町人や同心に扮した警察官ら約40人が登場。名古屋の城下町で、大八車の運び手が米俵を運搬中、誤って町人をひき、死なせてしまう事故が起きる。

 同心や岡っ引きによる簡単な吟味の後、運び手の男には打ち首が言い渡された。

 刑の厳しさに約80人の観客からは驚きの声がいっせいに上がったが、当時の文献には死罪の後、刀の試し切りにされたとの記録もあるという。

 解説役の署員が「江戸時代と現代では刑罰は違うが、命の重みや交通ルールを守ることの大切さは一緒です」と呼び掛け、劇は終了した。

 警察庁によると、今年11月末現在の愛知県の交通事故死者数は184人。北海道、東京、茨城に次いで全国4位。

[ 2010年12月19日付 ]

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