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売春に裏料金設定し貸す 容疑のラブホテル摘発
売春に利用されることを知りながら、客待ちの女にホテルの部屋を貸したとして、神奈川県警生活保安課などは売春防止法違反容疑で、相模原市のホテル「リバーサイドこじょう」を摘発、同ホテルを経営する有限会社「エミ」(同市東林間)の社長の男(40)を書類送検した。県警によると、男は容疑を認めているという。
県警は相模原市と東京都町田市の都県境の町田駅周辺の環境浄化の一環として、客待ちの女を調べていたところ、このホテルを利用する女が多いことが分かった。
ホテルは客待ちの女らに対し、「裏料金」として通常よりも安く客室を貸していたことも判明。県警は、不況などで客が減ったことから、回転率を上げ、固定客をつかもうとしていたとみている。
県警の調べによると、「リバーサイドこじょう」は11月13日夜、客待ちの女が男性と売春をすると知りながら客室を使用させ、売春の場所を提供した疑いが持たれている。
ホテルは、使用していない部屋に「使用中」のランプを付けて空けておき、客引きの女に利用させていた。客引きの女もホテルの部屋代が安く抑えられることから、ホテルをよく利用していたとみられる。
県警は7月から警視庁と合同で町田駅周辺の環境浄化を進めており、客待ちの女を15人逮捕したほか、女から用心棒代などを取り、見張りなどをしていたとして、指定暴力団極東会系組幹部を逮捕。売春の温床となっていたホテルやレンタルルームなども摘発した。
県警は、客待ちの女などが再び現れないよう、相模原市などと協力し、町田駅周辺のラブホテル街に防犯灯を設置した。さらに、パトカーでの見回りなどを実施する予定だ。