正司敏江が玲児さん死去後、初舞台にひとりで復帰

ひとりで舞台に立った正司敏江

　１０日に亡くなった漫才師・正司玲児さん（享年７１歳）の元妻で相方の正司敏江（７０）が１８日、大阪・新世界の通天閣劇場「ＴＥＮＧＥＫＩ」で、玲児さん死去後、初の舞台をひとりで務めた。

　観客から「頑張れ！」と声援を送られ、声を詰まらす場面もあったが、気丈に思い出話を披露。「さすったろと思ったら（玲児さんが）手を引っ込めた。よっぽど私を嫌うてたんやろな」と、最期のエピソードで爆笑を誘った。

　代名詞の「どつき漫才」はできなくなったが、今後もひとりで舞台に上がる予定。それでも「着物の帯はいつも玲児さんが結んでくれた。金を使われた嫌な思い出ばっかりやけど、帯を結ぶんだけは上手やった」と、一抹の寂しさをのぞかせた。２６日には同劇場で、玲児さんの追悼公演を行う。