山口組直系の組長を逮捕　神社改修代めぐり脅迫容疑

　高額な神社改修工事代金を追及した男性を脅したとして、大阪、福岡両府県警の合同捜査本部は１０日、暴力行為法違反容疑で、指定暴力団山口組の２次団体「倭和（やまと）会」会長、飯田勝義容疑者（６６）＝大阪市中央区＝ら２人を逮捕した。飯田容疑者は「脅したことはない」と否認しているという。

　逮捕容疑は、平成２１年８月、福岡市博多区の町内会が行った神社改修工事をめぐり、飯田容疑者が推薦した業者への支払いが約１２００万円と高額だったことを不審に思った住民男性（６０）を博多区内の組関係事務所に連れ込み、「文句あるんか」と脅迫したとしている。