米紙ウォールストリート・ジャーナルは18日、多機能携帯電話(スマートフォン)で音楽を聴く際などに利用する応用ソフト(アプリ)から、年齢や性別などの個人情報が外部の広告会社に漏れている例があると独自調査で報じた。スマートフォン向けアプリは世界的に急速に利用が広がっており、プライバシーの保護という観点から論議を呼びそうだ。
同紙は101種類のアプリを調べた。このうち56種が、利用者の許諾を得ずに携帯電話固有の識別番号を外部の会社に送信。47種が位置情報を、5種は年齢や性別を送っていたという。
パソコンでは、設定によって個人情報の流出をある程度防ぐことができるが、スマートフォンではほぼ不可能という。(共同)
毎日新聞 2010年12月19日 0時48分(最終更新 12月19日 1時12分)