記事入力 : 2010/12/19 09:41:26
ルポ:ルノーで解体されるスズキや現代自の車両(下)
- フランス・パリにある「ルノー研究所」の解体室で、車を解体している。解体された部品は左の研究所の壁面に陳列されている。
■現代自の小部品に至るまで解体して分析
「ハチの巣」の地下には競合メーカーの自動車150台が置かれている。必要とあれば、これを出してきて解体、報告書を作成する。
研究所内の解体室では、現代自の欧州製「ix35」(韓国名、トゥーサンix)とスズキのインド製「アルト」が、解体の順番を待っていた。車体を持ち上げる「リフト」後方の壁面には、研究所で撮影した起亜自の「スポーティジ」、日産の「キャシュカイ」(日本名:デュアリス)、ホンダの「CR-V」、トヨタの「RAV4」、オペルの「ザフィーラ」、シトロエンの「C4 ピカソ」などのボディーやサスペンションの写真が掲示されていた。解体室のある研究員は「数年前から現代・起亜自の車を解体して分析する仕事が多くなった」と話した。
解体室には、すでに解体されボディーだけとなった車が置かれていたほか、その前方には種類別に部品や配線が並べられていた。ルノーによると、毎年競合メーカーの自動車購入に100万ユーロ(約1億1400万円)を投入するが、購入以外にも競合メーカーと必要な車を交換するケースもあるという。
ジータ・ルー広報担当は「TCRの人材を、現在の1万1000人(純粋なエンジニアは7000人)から2012年には1万5000人にまで増やしたい」と話している。
パリ= 崔元碩(チェ・ウォンソク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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