ＣＲＦ司令部移転に反対、市民団体らがキャンプ座間周辺で抗議/神奈川

2010年12月18日

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「人間の鎖」で自衛隊宿舎建設予定地を囲む参加者ら＝座間市のキャンプ座間前

　在日米陸軍キャンプ座間（座間、相模原市）への陸上自衛隊中央即応集団（ＣＲＦ）司令部の移転に反対する市民団体らが18日、キャンプ座間周辺で抗議活動を行った。

　参加したのは、バスストップから基地ストップの会（原順子事務局長）などのメンバーら約４００人。「新司令部はいらない」などと書かれた横断幕を掲げ、基地周辺を歩きながらシュプレヒコールを繰り返した。参加者は手をつないで、司令部移転に伴う自衛隊宿舎建設予定地の周辺約５００メートルを囲み、「人間の鎖」で抗議の意思を表した。

　参加者一同はゲート前で申し入れも行い、採択された決議文を在日米陸軍の第１軍団前方司令部司令官と陸上自衛隊の座間分屯地司令あてに手渡した。決議文では、ＣＲＦ司令部の移転を「米軍と自衛隊の一体化につながる。自分たちの暮らすまちが米国の戦略戦争の拠点になることは認められない」などと非難している。

　ＣＲＦ司令部の移転は、米軍再編のロードマップに盛り込まれ、２０１２年度までに、朝霞駐屯地からキャンプ座間に移転する予定となっている。