小郡萩道路の美祢東JCT開通 来年5月に全通へ
2010年3月21日(日)掲載
山口県や美祢市などの関係者がテープカットやくす玉割りで小郡萩道路の美祢東ジャンクションの開通を祝った=20日午後2時10分ごろ
山口県が整備を進める地域高規格道路「小郡萩道路」(延長12.9キロ)の美祢東ジャンクション(JCT)の開通式が20日、美祢市美東町真名の現地であり、中国道と連結する同JCTから近くの国道490号に接続する十文字インターチェンジ(IC)までの0.6キロが部分開通し、同ICから中国道に出入りできるようになった。二井関成知事は式典で、同道路を来年5月に全線開通させることを明らかにした。
小郡萩道路は美祢東JCTから絵堂IC(美祢市美東町絵堂)までの整備区間延長12.9キロで、国道490号のバイパスとして1997年度に事業着手した。幅員10.5メートルの自動車専用道路で車道は片側1車線。総事業費は約472億円。通行無料。
部分開通した美祢東JCTS十文字IC間は2001年度に事業着手。同ICから国道490号へのアクセス道路0.6キロも合わせて整備した。事業費は約46億円。西日本高速道路が同JCTに併設する美祢東料金所を設置。同料金所は中国道の小郡ICS美祢IC間18.1キロのほぼ中間にあり秋吉台などの観光地に近く、観光面での利便性向上も期待できるという。
開通式には県や市、国交省や西日本高速道路などの関係者約60人が出席した。
二井知事は式辞で、十文字ICから秋吉台ICまでの2.3キロを来年1月、残る秋吉台ICから絵堂ICまでの10キロを来年5月に全線開通させることを明らかにし、「観光などを通じ地域の活性化につながると期待している」と述べた。
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