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映画とご飯とちょっと仕事

アメリカはシカゴで、何でも食べる旦那のポーキュパインと二人暮らし。ジャスフォーの日常。

Boy A
夕べはサンクスギビングの休暇から戻ってきたばかりなので、たまった仕事もせず、ビデオを見ることに。(いつ仕事しとるんじゃ。)

ネットフリックスというDVD宅配サービスから来ていたのは、Boy A。そうそう、この間追加注文したんだっけ。

しかし、ネットフリックスには、ついつい見逃した名作を注文しがち。でも、実際週末や一日の終わりに家で見たいビデオって、軽いおバカ映画だったりするんですよねー。Boy Aは、重いと知りつつ、見てしまいました。。。。

で、やっぱり、重かった。。。どよよん。 
救いは、出てくる男の子が(主人公を含め)皆結構可愛いかったことでしょうか。。。



こちら主人公の男の子。最初、ちょっと濃い?と思いましたが、シャイな人慣れしていない感じをうまく表現してました。


少年時代に罪を犯した青年が施設から出てきた後、更生できるのか、というお話。父と息子の関係のパラレル、男友達とのパラレル、生と死をつなぐナイフ、とお話的には繰り返しも多く、先も読めちゃうんですが、それでも、「本当のところは」と、引きつけてくれます。

共感できたのは、多感な青年時代を施設で送った青年は、浦島太郎(あ、これは桃太郎)状態で、流行っているものを知らなかったりして、戸惑います。これって、引っ越しをしたり、よその国に住んだりした人にとっては、自分のふるさとや、国でも経験することかも。

あと、主人公の少年時代の親友役をつとめたTaylor君、傷ついた感じと狂気とが、うまく合わさった、いい味出してました。

それにしても、こういう少年達の更生(サカキバラ君とか。。。)日本ではどうなってるんでしょうか。。。難しい問題です。

1/2








2008年11月30日(日) 22:47 [ Film ]
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The King of Kong
以前、アメリカのドキュメンタリーは好き、というお話をしましたが、その中でも、結構好きだったのが、こちら

The King of Kong


これは、キングコングのお話ではなく、あの、ドンキーコングというビデオゲームのお話。



このゲームで育った子供たちも今は立派なおっさん。その彼らが今でも、ドンキーコング全米一(ということは世界一だと彼らは考えている。。。)のタイトルを巡って、熱い攻防を繰り返します。

誰もが認めるチャンピオン、ビリーに挑戦するスティーブ。でも、このスティーブ、とっても人が良くて、誰でも応援したくなるタイプ。奥さんも、ガレージで自分で組み立てたドンキーコングのゲーム機で練習してる彼を、「働きもしないで!」ってイカるわけでもなく、(でも、内心ではイカっているのかも?)暖かく見守っているんです。

そして、チャンピオンを守ろうとするビリーは、まさにVillain(悪役)として、立派なキャラクターになっているんです。

ドンキーコングを巡る男達の熱い攻防。意外にハマります。これから寒い季節に、手に汗握りつつ、ほっこり出来る意外な名作です。


自宅のガレージで練習するスティーブ。哀愁が漂っていい感じじゃありませんか?


2008年11月29日(土) 22:27 [ Film ]
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ターキー、ダック、チキン!
11月の第4木曜日はサンクスギビング、ということで毎年恒例、親戚に会いに義理叔母の家に行ってきました。

余談ですが、今年の11月の第3木曜日のボジョレーヌーボー解禁日は、全然盛り上がってなくて、いつも行くホールフーヅというスーパーでもボジョレーヌーボーは一種類しかおいてなくて、しかも、瓶ボトルでなく、プラスチックボトルでした!なんじゃそりゃ!。。。。でも、環境に優しいのかな。。。?

さてさて、サンクスギビングと言えばターキー、七面鳥ですが、叔母一家の都合で去年だけは、ポーキュパインと家で過ごしました。ターキーは二人で大きすぎるので、鴨にしたのですが、これがおいしかった〜 ターキーは、結構ドライで、味的にはなんですよね。

。。。とか言って、毎年、人の家でたらふく食べてますー。

それで、アメリカ南部では、あのでっかいターキーを(10キロとかするんですよ!)ドラム缶の鍋で丸ごと揚げる、という料理法もあるとか。(ホント?ホント?)そうすると、ドライにならず、おいしく出来るんだそうです。(ご存知の方、おせーてください。)

でも、毎年これが原因の火事も後を絶たずとか。。。

今年初めて聞いたトレンドは、Turducken(ターダッキン)というもの。

ターキー、ダック、チキンを合わせた造語です。

これは、ターキーの詰め物として、鴨とチキンを使うらしんです!



これでもかっ!の肉料理。


でも、いつか挑戦したいですー。

2008年11月28日(金) 23:27 [ Food ]
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Son of Rambow
おすすめです!今日は、サンクスギビングの前夜ということで、持ち帰ってまで仕事しな〜いということで、ビデオを借りてきました。

そのお題も、Son of Rambow、「ランボウの息子」です。あのスターローンのランボーをもちろん真似ているんですが、悲しいかな主人公は綴りを間違えてRamboにWを入れてをRambowにしちゃってるんです。

さて、この映画、Be kind, Rewind(「僕らの未来へ逆回転」)の英国版 /子供版です。保守的なキリスト教の一派ブレスレン(現代はこれほどではないと思いますが、とりあえず設定は25年前なので。。。)という環境で育った、おとなしい男の子がふとしたことで、やんちゃな男の子と、ランボーを真似た映画を作ることに。

男の子には、マッチョや、アクションに憧れて、親に秘密を持つ時期があって成長していくのかもしれまえん。そのあたりが上手にかけてました。

Be kind, Rewindも、Cinema Paradise(ニューシネマパラダイス)へのオマージュ?って感じの終わり方でしたが、この映画も見終わったときは、Cinema Paradiseと、Melody(小さな恋のメロディー。古くてすみましぇん。アラフォーですから!でも、いい映画なんです。フセインという明らかにアラブ系の監督がとってるんですが、60年代のイギリスの階級制をうまーくとらえてます。)を足したような満足感。



この悪ガキっぽい子(左)と、おとなし目の子(右)の友情がいいんです


とっても可愛い、ほのぼのとして、でも、ちょっと涙腺がゆるむ素敵な映画でした。
1/2

それでは、明日は、ポーキュパインの母方の大家族が集結するミシガンに行って七面鳥をたらふく食ってきます。
2008年11月27日(木) 13:47 [ Film ]
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The Bank Job
最近、胃が痛くて、私らしからぬ食がすすみませぬ。。。 

おもしろくないので、職場の近くのマニアックなレンタルビデオ屋さんで、ビデオを借りて食後に見ることに。ドイツ映画のThe Edge of Heavenを借りたかったけれど、テーマが重い(らしい)のと、ビデオ屋に置いてない(じゃ、ダメじゃん!)ので、楽しい映画と聞いたThe Bank Jobを借りることに。

うーん、楽しい、とは言いがたいかも。。。Inside Manのブリティッシュ版を期待していたのですが。。。でも、ストーリーは良く出来てる!

。。。。。と思ったら実話が基らしい。ひえ〜(死語)

でも、ヨーロッパ映画では、ナチュラルハゲ(?)のオヤジでも主演が張れるところがおもしろいなー、と。(全然ストーリーと関係ないけど。。。)ハリウッドではブルース・ウィルスみたく、剃ったハゲはあり、だけど、ナチュラルハゲは難しいですよね。(剃ったハゲでも難しいかも)。

私は個人的には、デブはありでもハゲはダメ(。。。って、自分を棚にあげてすごいこと言ってますね。。。)ですが、フランス映画で頑張ってるJean-Pierre Bacri(ナチュラルハゲ)には、やられました。冴えないおっさん姿が愛らしかった。。。 

(Le Gout des Autres).

左後ろのハゲオヤジです。主演なのにこの奥ゆかしさ。。。

で、このThe Bank Jobの主人公のナチュラルハゲのオヤジ(。。。などと言う私がすでにオヤジ。。。)も、なかなかいい味出してました。ということで、と1/2?
2008年11月26日(水) 02:27 [ Film ]
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Tribute to Studs Terkel
先週の月曜日、シカゴの小さな劇場で、スタッヅ・ターケルに捧げる劇を、只で見てきました。(スーザン、ありがとう!)

スタッヅ・ターケルは、ニューヨーク生まれ、シカゴ育ちの作家です。日本でも「死について!」というインタビュー集などが翻訳されてます。彼は大統領選挙のほんの少し前(10月31日)に96歳の大往生をとげました。最後まで、オバマ議員を応援していたそうです。(オバマ当選して良かったね。

劇は、彼の死後、彼のインタビュー集を基に20人近い俳優がインタビューされた人になって、死に関する話をします。

なかでも、心に残ったのは、一人息子が病気のおばをお見舞いに南部に行き、そこで、黒人であるというだけの理由でリンチにあって命を落としてしまった母親のお話。

息子の体は、目はえぐられ、鼻はそがれ、顔がはれ上がって見るも無残だったそう。悲嘆に暮れる母親に、ある日「私は一人息子をうばったけど、おまえには、たくさんの息子を与えよう。」と言う「神の声」が聞こえてきたんだそうです。その後、この母親は勉強しなおして、先生になる免許をとって、小学校の先生としてたくさんの「息子たち」に囲まれる人生を送ったそうです。

ひねくれていて、けっ、「神の声」なんて、聞こえるわけねー!と思いがちな私も、思わずほろり。

俳優の一人は、あのフレンズでお馴染みの(って、見たことないんですが)ディビッド・シュウィマーでした。何でもシカゴ出身で、シカゴの劇場の興隆に力を入れているそう。



真ん中の顔の長い彼がそうです。それにしても、ジェニファー・アニストン、「髪の声」、聞いたほうがいいかもしれません。。。
2008年11月25日(火) 06:17 [ Fun stuff... ]
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The Wrestler
実はこの映画、10月にシカゴでインターナショナル・フィルム・フェスティバルがあった時、見た映画なのですが。。。

ベネチア映画祭でミッキー・ロークの熱い演技が認められて金獅子賞をとった。。。んじゃありませんでしたっけ。しかも監督は、同じくアラフォー!で、Requiem for a Dreamを撮ったデレン・アロノフスキーと聞けば、期待も高まるというもの。

しかも、うちのポーキュパイン、あのバカバカしさが大好きと言ってはばからない、プロレスファン。すんません。



し、しかし、映画館を出た我々の足取りは重かった。。。どよよーん。ミッキー・ロークの冴えないトホホぶりは、とっても良かったんだけど。。。日焼けサロンに行ったり、自ら金髪に染めたり。ストーリーが、なーんか、ありきたりで。。。父親にかえりみられなかった娘がレズになるとか、お約束的なエピソードが多かったからかな。。。

でも、相手役のメリッサ・トメイ良かったです。ある意味、ミッキー・ロークと同じくらい体を張った演技でした!

2008年11月24日(月) 04:10 [ Film ]
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Burn After Reading
コーエン兄弟、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコビッチ、そして、コーエン兄弟の映画には欠かせない、フランシス・マクダーモッド、と超豪華な顔ぶれのBurn After Reading....

それなのに、それなのに。何がいけなかったの?ポーキュパインと首をかしげてしまいました。期待しすぎたのかしら?映画はそれなりにおもしろかったけど。何だか不完全燃焼なんです。

ドタバタコメディーにしてはRaising ArizonaやThe Big Lebowski ほど、はじけてない感じ。。。

といってFargo, No Country for Old Menや The Man Who Wasn't There(そういえば、スカーレット・ヨハンソンがすでに、若きファム・ファタールを演じていますね。)ほど、暗くもない。

ダーク・コメディーなの?私がいけないの?ブラピだって、6人の子持ちでこんなに頑張っているのに。。。




2008年11月23日(日) 05:14 [ Film ]
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ポーランド料理
シカゴ。。。。

のイメージと言えば、アル・カポーネでしょうか? それとも、シカゴに拠点を構える、オバマ次期大統領のお影で、もっとクリーンなイメージでしょうか?(いやー、11月4日大統領選の夜は盛り上がりました!)

実は、シカゴは、ワルシャワに次いでポーランド人人口が第二位らしいんです。というわけで、うちの近所にも、ショパン・シアターとか、ポーランドのパン屋、デリなど、軒を連ねています。



先日、ポーキュパインとお出かけしたさい、夜ご飯をモロッコ料理にするか、ベトナム料理にするか迷った挙句、近所のポーランドレストランに行ってきました。ボルシチやピロシキ風なのやら、お腹にずっしりたまる食べ物でした。でも、お料理の写真撮るの忘れました。。。
2008年11月22日(土) 05:00 [ Food ]
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Soul Men
接点がないようで何故かお仕事を通じて知り合った、とある地元の政治家(オバマじゃないのが残念、って、あなた何様)L氏とディナー・デート。

私のふとももくらいある(ってことは、かなりデカイ)お肉の塊を、コじゃれたレストランで平らげた後、最近享年50歳と、若くして亡くなったシカゴ出身のコメディアン、バーニー・マックが主演の(サミュエル・L.ジャクソンとのW主演かな?)Soul Menを見に行くことに。

お話としては、ちょっとホロリとするロード・ムービー風コメディーで、先も読めまくりだったりするんですが、それでも楽しめました。実際、この映画はIssac Hayesへのトリビュートとして作られたようですが、期せずして、バーニー・マックへのトリビュートになってしまいました。得に最後のクレジットで流れるバーニーのモノローグは、泣かせます。 「こんな風にして覚えてもらえれば。。。」みたいな、まるで自分の死を予期していたかのような発言も。。。



L氏は、若かりし頃に聞いた音楽のオンパレードにのりのりでした。L氏、じつは、とってもお洒落でダンディーで、映画を見ているとき、ピッカピッカに磨かれた靴に思わず目がいって、ちょっと、よろけた人妻でした。

。。。日本での公開はあるでしょうか???
2008年11月21日(金) 03:05 [ Film ]
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Religulous
少し前に映画館で見た映画です。

ビル・マーというスタンダップ・コメディアンが主演(?)で、アメリカを問わず宗教関係者にインタビューしているもの。監督は、あの「ボラット」を撮った方です。

ビル・マーは反宗教で有名なので、映画は彼の素朴な疑問「どうして、理性的な人々が、こんな反理性的な宗教なんてものを信じれるのか?」について追求するものです。



日本では麻生さんがカトリック、それから、70年代に首相だった大平さんもキリスト教信者でしたが、そんなのあまり話題になりませんよね。「私の宗教はこれです!」と公言しちゃうほうが、あぶねー!と思われる可能性大ですもんね。(公明党でさえ、宗教分離政策にのっとって、創価学会との直接の関係は表ざたにしていない、とか。)

でも、アメリカでは、特にここ10数年はキリスト教右派の活躍が目覚しく、それこそ、あぶねー!感じなのです。そこにビル・マーがメスを入れたわけですね。キリストの受難劇を見て(それも、アミューズメント・パークで)泣いちゃう人たち、とか、ユダヤ人だって救われるわよ、と真顔で言うキリスト教信者を見ると、不肖カトリックの私でさえ、さむーい感じ。。。

個人的には信じる、信じないだけで宗教を論じているところと(日本での初詣なんかは、宗教行事だけど、信じる、というのとは別な感じが。。。)、政治と宗教をまったく切り離そうとしているところに、ちょっと不満でした。でも、何でアメリカで宗教って問題なの?という方には、ちょっとディープな入門編として、おススメかもしれません。

2008年11月20日(木) 04:48 [ Film ]
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The Fall
遅ればせながら、見ました。The Fall.

これは、是非大画面で見たかったので、映画館での再演を待っていましたが、一度見逃してしまったため、なかなか来ず、とうとう、ポーキュパインと二人、しびれを切らしてビデオ鑑賞してしまいました。

やはり、噂にもれず良かったです!現実と虚構が美しくも悲しく重なりあって。虚構の場面は、アレクサンドラ(子役が素晴らしい!)の想像なので、主人公の男性がネイティブ・アメリカンを意味してインディアン、と言った時、彼女の頭の中には、インド人(シーク教徒)を想像してたりして、そのギャップもおもしろかった!

そして、衣装がゴージャスでした。衣装担当は、Eiko Ishiokaさん。彼女はZhang Yimou監督のHouse of Flying Daggersでも、ため息が出るような綺麗な色のコスチュームをデザインされてました。。。は〜。美しいものはいいですね。



ところで、私はアレクサンドラちゃんは、イラン出身と見たんですが(それで、インディアンと聞いてシーク教徒を想像したのでは?それと、カトリックのミサにも不慣れでキリスト教徒にとって大切なコミュニオンの知識もないことから、キリスト教圏ではないと見ました。)ポーキュパインは、あまり納得してない様子。ご存知の方、おせーてください。

1/2
2008年11月19日(水) 03:55 [ Film ]
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Bigger Stronger Faster*: *The Side Effects of Being American
「より大きく、より強く、そしてより早く:アメリカ人であることの副作用」


という強烈なタイトルのこの映画は、ステロイドに関するドキュメンタリーです。アメリカの映画で好きな映画は少ないのですが、ことドキュメンタリーに関しては、いいものが多いように思います。これも、目立たないけれど(そして、日本で入手できるか分かりませんが)、そんな良い作品の一つ。

マイク、クリス、マークのベル家の3兄弟は、皆体を鍛えることに一生懸命。


その中で、真ん中の比較的体の小さいクリスがメガホンをとり、自分の兄弟、家族にステロイドに関して、そしてアメリカ男性に課せられたマッチョなイメージについてインタビューします。

アーノルド・シュワルツネッガーカリフォルニア州知事のボディー・ビルダー時代の映像もたくさんあり、ああいった体を作るには、ステロイドが不可欠であること、また、ステロイドには副作用(怒りっぽくなったり、乱暴になったり、体にも悪い)も不可欠であることを、ユーモアを交えて描きだしています。



うーん、苦手かもー!

拒食症然り、「体のイメージ」ということに関して、アメリカは他のどの国より病んでいるなあ、ということを考えさせられる映画。デビュー作とは思えない、秀逸な作品です!

2008年11月18日(火) 04:35 [ Film ]
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Synecdoche New York
この映画はアメリカで公開されて割と早いうちに見に行った映画です。

Charlie Kaufmanの初監督作品でしたが、彼は今までに、Being John Malkovich(邦題は「マルコビッチの穴」でしたっけ?)Adaptation, Etenral Sunshine of the Spotless Mindといった人気作品の脚本家だったので、期待度高し!

また、俳優陣も私の大好きなフィリップ・シーモア・ホフマン (オヤジ好きです〜でも、私自信がオヤジに近づきつつある。。。)、40歳の童貞男で、スティーブ・カレルの初体験(!)の相手となったキャサリン・キーナン、若くして夭逝したヒース・レジャーの彼女、ミッシェル・ウィリアムズ、そしてサマンサ・モートン(Morvern Callarで主演、 Minority Reportでは、美しいサイボーグ役、In Americaでは、若き移民の母を演じました)などなど豪華な配役です。



と、ところが、内容は。。。長すぎー!2時間3分らしいんですが、長く感じたー。。。というのも、映像的にはおもしろいんですが、ちょっと、ウッディ・アレン的というか、マスターベーション的というか、(あら、ごめんあそばせ。) 感情移入しにくかったのが原因かも。

でも、音楽は私好みでした。ポーキュパインがサントラを I-Tunesでダウン・ロードしてくれたので、CD発売より一足お先に堪能しました。音楽を担当したのは、Jon Brionという人でした。私は知らなかったのですが、この人、 Magnolia, Punch-Drunk Love(アダム・サンドラーのややマジメな恋愛コメディー。フィリップ・シーモア・ホフマンもちょい役で出てます、むふ。)Eternal Sunshine.... I Huckabeesなど、話題の映画に音楽を提供しているようです。有名な人なんだー。

この映画のサントラで、得にお気に入りなのが、Little Personという曲です。コピーして知人に送りまくっているけれど、皆聞いてる気配がありません。。。
1/2
2008年11月17日(月) 03:21 [ Film ]
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Band's Visit
「迷子の警察音楽隊」


が確か邦題だった、Band’s Visit,ようやく(ビデオですみません)見ました。アメリカでは劇場公開されたのか、良くわかりませんが、噂に違わず、良かったですー!去年の東京国際映画祭でグランプリを取ったのでは?

エジプトはアレキサンドリアからやってきた、警察音楽隊がイスラエルで迷子になって、ユダヤ系イスラエル人の一晩のおもてなしを受ける、というもの。ご存知のように、イスラエルでは、ユダヤ系とパレスチナ系(アラブ)イスラエル人の間で、テロなど紛争が耐えません。ですからエジプト人はアラブということで、ユダヤ系イスラエル人とは難しい関係なんですね。とは言うものの、こうして個人で付き合えば、皆、いい奴なのさーというお話。

と、言ってしまうと単純ですが、この隊長を務めるオヤジが、とってもジェントルマンでありながら、哀愁があって、いい味出してるんです。イスラエル女性とのほのかなラブロマンスあり、息子のような音楽隊員との確執あり、最後の歌唱パートは心に沁みます。



この、途方に暮れた情けない感じと、パリっとした制服とのギャップがまた、いいんです。右から二人目がこのバンドのイケメン君です。

そして、この映画、エジプト人を演じている俳優は、実はパレスチナ系イスラエル人だそうで、そういう意味でも画期的な映画。いやー、映画って本当にいいですねー。

 (オヤジ好きなので点が甘いかも。。。)
2008年11月16日(日) 04:23 [ Film ]
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Quantum of Solace
ま、ま、まさか、私がアクション映画を好きになるなんて!

そう、昨日は新しい007シリーズ、Quantum of Solaceのアメリカ公開日!一足先に公開されたイギリスでは、ボンドに扮した人たちが列をなした、と聞いて期待したものの、こちらでは、そんな楽しい光景はなし。せっかく私がボンド・ガールになりきっていたのに。(どこがじゃ!

前作に比べると、アクションシーンが車、ボート、飛行機とてんこ盛り! 

でも。。。。やっぱりボンド映画は(。。。って、Casino Royalで、ボンド・デビューしたばかりの人。)アクションもいりますが、豪華さが欲しいところ。前回ではアストン・マーチンも活躍したし、家事の、 いや、カジノシーンは、ダニエル・クレイグが、タキシードで格好よかったですよねー。むふふ。



そういえば、今回のスーツは全部ジム・フォードのデザインだったとか。ウエストがキュッと絞ってあってセクスィーでした!


前回からボンドのマルティーニに関する薀蓄にも変化が見られました。前回は「I don’t give a damn」とか、何とか言っちゃってたし、今回も、一ひねりが。 不満な人もいるようですが、私は結構このひねりが好きかも。

うーん、もう少しストーリーが欲しかった。。。というと、「でも、ダニエル・クレイグしか見てないくせに。」と、ポーキュパインに言われてしまいました。その通りでございます。ダークなフィーチャーに弱い私が(ガエル・ガルシア・ベルナルとかね。)金髪碧眼にやられるとは!

いくつになっても、こういう発見っていいですね。でへへ。
2008年11月15日(土) 02:52 [ Film ]
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