ほびっと工房　

鬘の作り方を変えてみました

ミニ１タイプまでは、スーパーボールを使って鬘の土台を作りましたが、
ミニ２以下は合うスーパーボールがないので、ヘッドから直接土台を作ることにしました。

丸く切った髪の毛と同じ色のフエルトをぐし縫いして、
内側にボンドを塗り、ラップを巻いたヘッドに直にかぶせ乾かします。
鬘用ヘッドを鬘台として別に用意しておくやりかたもありますが、
一体ずつ微妙に違うので、個別に作りました。


鬘の土台はずれないよう、帽子をかぶるみたいに糸であごにかけておき、
鬘の外側にもボンドを塗って、髪の毛を乗せます。


リプロではバクラムを鬘の土台として使うそうですが、入手しづらいし、
フエルトですと、ちくちくすればよく付くし、
毛が薄い箇所に足す場合も簡単ですし。


ロード　オブ・ザ　リングのエルフやローハンの姫君がこんな髪型でした。


たくさん作って失敗もして、気がついたことが、
鬘の土台をヘッドぴったりに作ることと、髪の毛は厚くしすぎないことでした。

この毛色で多すぎると山婆に、
黒や茶の毛がぎっしりだと、新弟子検査になってしまいました。

可愛くなるのも不気味になるのも髪一重、なんて言っちゃって。

かつらに手こずっています

蝋燭立てにスーパーボールがピッタリ入るのでスタンドとして使いました。

白い原毛で作って見ると、、、

毛が長すぎるような気がします。

手染めの金髪では、、、


右側のボリュームを押さえたらいいかも。

かつらの製作中

かつらの作り方で書いた方法でかつらをつくりました。
この方法で気をつけなければいけないことは、毛の量を多くしすぎないこと。
隙間を埋めようとついつい貼りすぎて
気がついたら、新弟子検査頭にみたいになっています。

頭の幅が約２．５センチ

ほびっと息子が子供の頃に遊んだスーパーボールが同じ幅で土台に使えます。
フェルト、不織布、を切り縫い縮め、スーパーボールにかぶせておきます。
ここできちんと頭に合う大きさにしておくと次が楽。

今回は「フェルトを濡らしてスーパーボールを包み輪ゴムで縛る」方法を省き、
毛を土台にボンドで付けた後、ラップで包み、輪ゴムで縛っておくとピッタリしました。


ふわっとした髪型　実は毛を貼りすぎて、後から減らしました。

爆発させた髪型

メイとモモが偵察に来ました。くんくん毛皮の匂いがするにゃ。


それぞれに似合うかつらを選んでかぶせてみました。

ちびちび人形倶楽部で習った幻想的なかつらです。
助手のフローラちゃんにぴったり。
フローラちゃんは右目がいつの間にか動いていました。不思議な子です。

右の子はバイオレットアイで大人びた顔です。

爆発頭は麻呂さんにかぶせました。

ひょうきんな子で気に入っています。


着物を着せたいので黒髪のかつらも作ろうと思います。

大中小のかつらの作り方

ヘッドの大きさに近いガチャポンとスーパーボールを選び、髪の毛にあわせた土台用のフェルトを用意します。
大の人形は妹が原型を作り、私が石膏型を取ったもので３３センチ。
中は、ブリュが欲しくて写真を見て創作した、「ブリュもどき」で２７センチです。この２体は１９８９年製ですが、肌がとても綺麗で年月を感じさせません。
小さい子は今年６月のドール　ワールド　フェスタに向けて作りました。関節で動かせるオールビスク製で１３・５センチです。ファンタジーでは、勇者が肩に乗る妖精を連れているので、そのつもりで作りました。着せ替えしたり、いろいろポーズをつけたりして遊んでいます。



水で濡らしたフェルトを引き伸ばしながらくるみ、輪ゴムでしばって乾かします。

土台をつけて髪の毛を合わせたところ。


用意するもの。

大きい子のかつらの作り方

フェルトの土台を被せます。

髪の毛を被せる長さを測ります。前髪をつけるので５センチにしました。

スガ糸（絹の市松人形用の毛）にアイロンをかけ、十分に癖取りをします。


かつらの土台の下の人形の頭をラップで包み、前髪と真ん中分けの髪を、のせてみます。



前髪の土台にボンドを塗り、前髪にもボンドを塗ってかぶせます。


髪の毛の間にトレーシングペーパーをはさみ、ミシンの一番細かい目で往復縫いします。スガ糸を切り２等分する方法は、次の中くらい子ので説明します。


トレーシングペーパーをはがして真ん中で左右に分けます。左右均等でなければいけないのですが、右の毛の量が多すぎるので、ボンド付けする際に後ろに回すなどして調整します。この時にもしっかりアイロンをかけておきます。

土台にボンドを塗り、前髪をつけた継ぎ目を隠すように真ん中分けの毛をかぶせ、ボンドが乾いてから、丁度良い長さにカットしラップをとります。