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また…中国遊園地に15メートル金色“ガンダム”

中国四川省成都市の遊園地に登場したガンダムにそっくりな巨大ロボット立像(左)。右は2009年7月、東京・お台場に登場したガンダム像
中国四川省成都市の遊園地に登場したガンダムにそっくりな巨大ロボット立像(左)。右は2009年7月、東京・お台場に登場したガンダム像
Photo By 共同

 中国四川省の遊園地に、日本の人気アニメ「機動戦士ガンダム」とそっくりなロボットが登場し、版権を管理する会社が18日までに、著作権侵害の疑いがあるとして調査を始めた。姿形は酷似しているが、色が違っており遊園地側は「オリジナル」などと強弁している。

 中国西南部のテーマパークで新たな“パクリ疑惑”が浮上した。この遊園地は四川省成都市郊外にある「国色天郷楽園」。ガンダムに登場する「モビルスーツ」そっくりの像は、高さ約15メートル。オリジナルの設定よりも約3メートル低い。額にV字形ブレードアンテナがあるデザインやボディー、背中に2本のビームサーベルを差すなど姿形は細部まで酷似している。

 違う点は色ぐらい。本物は白色を基調に胴部分に青と赤を配色したのに対し、中国側は全体が金色ベースで紫、薄青色になっている。像はほぼ完成しているが、金属枠にナイロン布を張って作ったという“張りぼて”だ。夜間は内側からライトアップして像を光らせるようになっており、園によるとクリスマスに向けて半年前から建設を進めていた。

 昨年と今年、東京・台場や、プラモデルの聖地とされる静岡市に登場した等身大のガンダム像をほうふつさせるが、日本の本物は鉄筋と強化プラスチック製だ。

 ガンダムは中国でも一部で高い人気を誇っているが、共同電によるとインターネット上ではすでに「模倣ではないか」との批判が出ていた。

 同園広報担当者は取材に「ガンダムのまねではなく自分たちでデザインを考えた」と主張。一方で、ホームページには中国語でガンダムを指す「高達」と明示されたロボットのイラストも掲載されている。著作権侵害の疑いがあり、ガンダムの版権を管理する創通(東京)は「事実関係を調査中」としている。

 ◆中国“模倣”メモ

 ▼国営遊園地 北京市郊外の「石景山遊園地」にドラえもんやハローキティに酷似した着ぐるみなどが登場。ミッキーマウスに見えるキャラクターもあったが、遊園地側は「大耳猫」と主張。北京市版権局は撤去などを指導した

 ▼上海万博 公式マスコット「海宝」が米テレビキャラクター「ガンビー」に酷似。公式PR曲も岡本真夜の「そのままの君でいて」のメロディーに似ていた。その後、万博事務局は岡本側に「PRソングに使用したい」と申請

 ▼携帯電話 米アップル社の「iPhone(アイフォーン)」そっくりの「iPhone4G」、情報端末「iPad(アイパッド)」そっくりの「iPed」を電器店が販売。価格は本物の4分の1程度

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年12月19日 ]

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