NASA:JAXAに実験装置の安全審査権限委譲へ

2010年10月20日 19時38分

 国際宇宙ステーション(ISS)で使われる日本製の実験装置について、米航空宇宙局(NASA)は、安全審査の権限を宇宙航空研究開発機構(JAXA)に全面委譲すると決定した。日本の有人宇宙技術の能力が対等と評価された結果で、JAXAが20日、文部科学省宇宙開発委員会に報告した。

 ISSの実験装置は、発火や破片の飛散、有害ガス発生など、宇宙飛行士の生命にかかわる事故を防ぐため、NASAが蓄積した技術を基に厳しい審査方法を定めている。従来はJAXAが審査後、改めてNASAの審査を受ける必要があった。装置の設計から完成まで、4段階ある審査のたびに関係者が渡米する時間や経費が節約できる。

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