東証:反落、一時220円安…中国利上げ、景気減速懸念

2010年10月20日 11時31分 更新:10月20日 13時4分

 20日の東京株式市場は、中国人民銀行の2年10カ月ぶりの利上げや前日の欧米株の大幅安を嫌気し、大幅反落し、日経平均株価は一時、前日比220円超安い9316円まで急落した。取引時間中としては9月15日以来約1カ月ぶりの安値。後場に入ってからは、やや買い戻しも入り、9300円台後半で取引されている。

 中国が19日、予想外の金融引き締めに踏み切ったことから、世界的な景気減速懸念が台頭。日本企業が対中ビジネスへの依存度を高めていることもあり、コマツや日立建機などの機械株や商社株、海運株などが幅広く売られた。

 一方、20日の東京外国為替市場では、ドルを買い戻す動きも広がり、円は一時、1ドル=81円台後半まで売られる場面があった。しかし、市場の円買い圧力は根強く、その後は1ドル=81円台前半と、再び円高方向に戻す展開となっている。【田所柳子、大久保渉】

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