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軍犬の実話を初ドラマ化 NHK「さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬〜」 (1/2ページ)

2010.12.14 08:06
専門学校の獣医学部の学生、太一(勝地涼、右)は、アルマという名のシェパードを預かり、その優秀さのとりこになるが…。中央は国民学校の教師を演じる仲里依紗専門学校の獣医学部の学生、太一(勝地涼、右)は、アルマという名のシェパードを預かり、その優秀さのとりこになるが…。中央は国民学校の教師を演じる仲里依紗

 戦争の犠牲者は人間ばかりではなかった−第二次大戦下の日本で、“無言の殺人兵器”として出兵した軍犬のドラマが制作された。NHK総合で18日午後9時から放送の「さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬〜」。シェパード犬のアルマと、アルマを取り巻く人々とのきずなを描いた感動作だ。(萩原万貴枝)

                   

 優れた視覚と嗅覚(きゅうかく)、そして人間への忠実さを見込まれた犬が軍事目的の「軍犬」として飼育されてきた事実は、世界各国で古くから記録にある。戦争中の日本でも多くの犬が前線に送られ、弾薬運びや伝令などの任務を遂行。その数は10万頭ともいわれている。

 内藤愼介チーフプロデューサーによると、ドラマ制作のきっかけは、雑誌で目にした古い写真だったという。そこには「祝出征 アルマ号 帝国軍用犬協会札幌支部」と書かれた垂れ幕の横に、正面を凛(りん)と見すえて座るシェパード犬の姿があった。

 幕には飼い主とみられる名前も記されていたが、人物の特定には至らず、「写真のアルマがどんな運命をたどったのか、今でもわからない」(内藤氏)という。そこから、軍犬の実話をもとにしたオリジナルの作品をつくる計画が進み、内藤氏は当時、駆け出しの脚本家だった水野宗徳(むねのり)氏(38)に小説の執筆を提案。着想から約6年の時を経て、ようやく同名小説を原作にしたドラマが誕生した。

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