室蘭港に覚せい剤約5キロ(4億5千万円相当)を持ち込んだとして、道警や海上保安庁は6日までに覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで日本人と中国人の男計3人を逮捕した。
捜査関係者によると逮捕されたのは千葉県船橋市、無職、武田仁容疑者(38)と香港から室蘭港に入港したシンガポール船籍の貨物船「サンオナー」(1520トン)の中国船員の2人。貨物船はホタル石が積載されていたという。
3人の逮捕容疑は11月30日、室蘭港でかばんに入れた覚せい剤5キロ(4億5千万円相当)を所持していた疑いが持たれている。
室蘭港崎守ふ頭に接岸後、中国人船員2人が港内のトイレにかばんを持ち込み入り立ち去った直後、入れ替わりでトイレに入った武田容疑者がかばんを持って出てきたところを税関の職員が職務質問。覚せい剤を見つけた。武田容疑者は容疑を認めているという。
道警などは販売目的で国内へ持ち込もうとしたとみて密輸ルートの解明を急いでいる。
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