2010年12月18日10時22分
私は「イクメン」ではありませんでした――。仙谷由人官房長官は17日の記者会見で自らの子育て体験を振り返り、「子どもが3人いるが、仕事にかまけて育児をしなかったと今も妻に非難されている。反省している」と神妙な様子で語った。
菅内閣はこの日の閣議で、第3次男女共同参画基本計画を決定。育児に積極的に参加する父親「イクメン」の普及を目指している。仙谷氏は会見で、率先してアピール役を買って出た。自らの幼少時代を「母親が働いて家にいなくて、半分くらい祖母に育てられた。祖母は『女は仕事を男は家事を』と、口を酸っぱくして教育した明治生まれの女だった」と述懐。自身の育児参加について「本当は応分の育児を担当すればよかったが、からだが動かなかった」と、反省しきりだった。(内田晃)