[PR]
ニュース:事件 RSS feed
「NTT東、他社を排除」 最高裁が初判断 光回線値下げ訴訟
NTT東日本によるインターネットの光ファイバー接続サービス「Bフレッツ」の料金値下げが、独禁法違反(私的独占)に当たるかどうか争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は17日、「私的独占に当たり、他社の事業を排除し競争を実質的に制限した」との判断を初めて示した。
NTT東の上告を棄却。独禁法違反とした公正取引委員会の審決を相当と認め、NTT東の審決取り消し請求を棄却した昨年5月の1審東京高裁判決が確定した。
千葉裁判長は「NTT東は自社の光ファイバーについて、自前の設備を持たない競業他社に提供する際、接続市場での事実上唯一の供給者としての地位を利用し、他社が受け入れられない接続料金を設定した」と指摘した。