フランチャイズのチキン店が原価公表、暴利を否定

 ロッテマートの激安フライドチキンをめぐる論争で、逆に暴利を得ているのではないかと批判を受けたフランチャイズのフライドチキン店が、原価内訳の公表に踏み切った。

 韓国フランチャイズ協会は17日、フランチャイズ業者本社が加工業者から納品を受ける鶏肉(生産原価)は1羽3910ウォン(約282円)で、本社が加盟店に供給する販売価格は平均5200ウォン(約375円)だと説明した。

 フランチャイズ協会のチョ・ドンミン首席副会長は、「物流・包装コスト(約500ウォン=約36円)を差し引くと、本社の利ざやは1羽当たり800ウォン(約58円)にすぎない」と主張した。

 また、加盟店は鶏肉、食用油、唐揚げ粉、飲料、包装ボックスなどを含めると、1羽当たりの原材料コストは7000~7900ウォン(約505~570円)だという。それに電気代、水道代、人件費などをかけ、配達まで行うため、1羽当たりの原価は1万1000~1万2000ウォン(約794~866円)になる。加盟店はそれを約1万5000ウォン(約1083円)で消費者に販売しているという。

 チョ副会長は「飲料の生産原価まで低めると、原価は豚三枚肉(サムギョプサル)の原材料価格の4-5倍になる。原材料だけでなく、真心や味、技術力まで考えれば、フランチャイズの本社も加盟店も決して暴利を得てはいない」と主張した。

洪源祥(ホン・ウォンサン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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