国会議員らも「対北心理戦」へ

申志鎬議員ら与党初当選組「自分の名前書いたビラ飛ばす」

1月8日の金正恩氏誕生日に

 ハンナラ党の初当選組国会議員らは北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏の誕生日(1月8日)に合わせ、北朝鮮向けビラ10万枚を風船に付けて飛ばすことを計画している。国会議員自ら「対北朝鮮心理戦」に立ち上がったのだ。

 ハンナラ党の申志鎬(シン・ジホ)議員は16日、「延坪島砲撃は、『北朝鮮指導部の考えが変わることはない』ということをはっきり示している。北朝鮮の住民に変化をもたらす統一運動の必要性を痛感した。このため、北朝鮮向けのビラを付けた『真実の風船飛ばし運動』を行う」と語った。ビラの製作には申志鎬、羅城麟(ナ・ソンリン)、柳一鎬(ユ・イルホ)、イ・ドゥア、李恩宰(イ・ウンジェ)、趙全赫(チョ・ジョンヒョク)の各議員が参加を決めた。また、「北韓民主化ネットワーク」「北韓人権青年学生連帯」など約10の北朝鮮人権運動市民団体も参加する。

 北朝鮮向けのビラには、国会議員たちの名前を記載する予定だ。申議員は「市民団体ではなく、韓国の国会議員が公式に飛ばすビラのため、住民たちに訴える力はさらに強い」と話す。ビラには「後継者・金正恩は高英姫(コ・ヨンヒ)が産んだ私生児」「たった27歳の金正恩に指導者になる資格はない」など、北朝鮮当局が最も神経をとがらせている事柄を書く予定だ。

 国会議員のこうした動きは、李明博(イ・ミョンバク)大統領が先日、「北朝鮮の住民は韓国が豊かだということを知っている」と述べたことと無関係ではない。

趙儀俊(チョ・ウィジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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