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2010年12月17日(金) 19:15 |
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玉野市民病院経営改善の提言書
2012年度末に実質的な破綻状態に陥ると危惧されている玉野市民病院の経営状態を改善しようと、改革検討委員会が作成した提言書を玉野市長に提出しました。
今年6月、有識者らで立ち上げられた改革検討委員会がまとめた提言書が、17日、黒田玉野市長に提出されました。 提言書は、玉野市民病院が慢性的な医師不足の状態から脱却するための医師確保に向けての取り組みや、民間の経営手法の導入など大きく5つの内容が記されています。 1992年度から赤字運営が続いている玉野市民病院。 経営悪化の根源にあるのは医師不足です。 医師の減少により診療科が廃止されたり休診日が増えたりするなどして、診察体制や救急体制が縮小。それに伴い患者数も減少し、結果的に赤字経営となっています。 提言書には最優先課題として「医師の確保」が挙げられています。 その対策として今回、岡山大学病院とのさらなる連携の強化が示されました。 玉野市では、これまで3回にわたって市民病院の経営改善計画を作成し実行してきましたが、収支の改善には至っていません。 市は今回の提言内容を受けて、もう一度経営改善計画を作成する方針ですが、債務超過になるとされている2012年度末までに改善の見通しはつくのか。地域医療の存続は、他の自治体でも問題となっているだけに今後に注目が集まります。
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