家電のタッチパネル急増、視覚障害者の利便性に課題も

2009年 01月 10日 10:56 JST
 

 [ニューヨーク 8日 ロイター] 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の人気携帯電話機「iPhone」などをきっかけに電子機器でのタッチパネルの採用が急増しているが、一方で、目の不自由な人々があらゆる家電から遠ざけられてしまうとの懸念が生じている。

 米ラスベガスでは今週、毎年恒例の家電見本市、国際家電ショー(CES)が開かれているが、米有名ミュージシャンのスティービー・ワンダー氏が会場を訪れ、家電メーカーに目の不自由な人々にとっての必要性を考慮するよう訴えた。

 ワンダー氏は、あったらうれしいと思う物として、目の見えない自分でも操作できる衛星ラジオのほか、おそらく遠い先の話になるとしながらも、自分が運転できる車などを列挙。「もしあなた方がこうしたステップを踏めれば、私たちにそれを体験する興奮と喜び、自由を与えることになる」と語った。

 また、一部の企業が作る製品には、意図してではないかもしれないが、目の見えない人々にも比較的使いやすいものがあるとも指摘。好きな製品としてアップルの携帯型デジタル音楽プレーヤー「iPod」やリサーチ・イン・モーション(RIM.TO: 株価, 企業情報, レポート)の携帯情報端末「ブラックベリー」を挙げた。

 
 
 
 
 
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