909 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 22:34:10 ID:uVf8RiUr
この季節になるといつも思い出す小学校5,6年の頃。
小学校裏の山の中腹あたりに、潰れたのか途中で建てるのやめたのか、とにかく
荒れ果てた廃ホテルがあって、そこは俺らの格好の遊び場だった。
サバゲーとかするにはもってこいなんだが、
やはりどことなく不気味な雰囲気は拭えず、辺りが暗くなれば尚更。
いつも10人前後で遊んでいたが、ある日、俺とBが共謀してドッキリを仕掛けてやろうと。
Bがそこらに打ち棄ててあったカーテンを纏い、持ってきた包帯を適当にぐるぐると巻きつける。
俺は赤ペンキであちこち汚して流血を演出。
いつも通り遊んでいる中を抜けだし、準備を済ませ、俺の絶叫でスタート。
皆が駆け付けるとそこには、階段の上で腰を抜かした俺と、その俺を見下ろすB扮する化け物。
皆叫び喚きながら逃げようとする中、只一人Cだけは
「きさんこらぁぁぁ!A(俺)になんしよるんじゃあああ!?」
足元の木切れを拾い上げて怒声を張り上げる。
腰を抜かして呆然とする周囲の奴らに
「ここは俺が何とかするけん、誰か人呼んでこい!早く!!」
とケツひっぱたいて追いやった。
凄まじい形相で階段を駆け上がるC。「ちょ、待った、待っ」と静止に入るも間に合わず、
木切れ一閃、Bの脳天を鋭く打ちすえる。
痛がるBの様子にようやく違和感を覚えたC、正直に白状して更なる怒りを買った事は言うまでもない。
「何で一人だけで挑んだの?全員でやればよかったんじゃ?」と尋ねると
「狭い階段でおまけにこちらは下、地形が不利すぎる中で多人数は逆に動けん。
それに、危ない目に合わせる訳にはいかんやろ」
今でも付き合いのある俺らだが、集まる度にこの話で盛り上がる。
俺らのCへの信頼度はあれから揺るぐ事はない。
この季節になるといつも思い出す小学校5,6年の頃。
小学校裏の山の中腹あたりに、潰れたのか途中で建てるのやめたのか、とにかく
荒れ果てた廃ホテルがあって、そこは俺らの格好の遊び場だった。
サバゲーとかするにはもってこいなんだが、
やはりどことなく不気味な雰囲気は拭えず、辺りが暗くなれば尚更。
いつも10人前後で遊んでいたが、ある日、俺とBが共謀してドッキリを仕掛けてやろうと。
Bがそこらに打ち棄ててあったカーテンを纏い、持ってきた包帯を適当にぐるぐると巻きつける。
俺は赤ペンキであちこち汚して流血を演出。
いつも通り遊んでいる中を抜けだし、準備を済ませ、俺の絶叫でスタート。
皆が駆け付けるとそこには、階段の上で腰を抜かした俺と、その俺を見下ろすB扮する化け物。
皆叫び喚きながら逃げようとする中、只一人Cだけは
「きさんこらぁぁぁ!A(俺)になんしよるんじゃあああ!?」
足元の木切れを拾い上げて怒声を張り上げる。
腰を抜かして呆然とする周囲の奴らに
「ここは俺が何とかするけん、誰か人呼んでこい!早く!!」
とケツひっぱたいて追いやった。
凄まじい形相で階段を駆け上がるC。「ちょ、待った、待っ」と静止に入るも間に合わず、
木切れ一閃、Bの脳天を鋭く打ちすえる。
痛がるBの様子にようやく違和感を覚えたC、正直に白状して更なる怒りを買った事は言うまでもない。
「何で一人だけで挑んだの?全員でやればよかったんじゃ?」と尋ねると
「狭い階段でおまけにこちらは下、地形が不利すぎる中で多人数は逆に動けん。
それに、危ない目に合わせる訳にはいかんやろ」
今でも付き合いのある俺らだが、集まる度にこの話で盛り上がる。
俺らのCへの信頼度はあれから揺るぐ事はない。