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ついに常温核融合を成功させた科学者は日本人

2008.06.02 22:00 [24] [5]
タグ:実験 , , 科学
20080526ColdFusion.jpg

        
誰もがあきらめかけていた常温核融合の再現に成功したそうです。

常温核融合とは「室温で水素原子の核融合反応が起こる」という現象ですが、最初に発見された常温核融合の現象を、実験で再現することができなかったために、第一線の研究対象からは長い間外されていました。けれど、先日、日本の科学者が常温核融合の実験に成功したという情報が流れてきました! その結果に間違いがなければ、革新的な方法でエネルギーの抽出ができる可能性が出てきたということなのです。スゴイのです。

ギズモにしては、硬派で長めの記事なので、詳しい内容については以下にてごゆるりと。
 

物理学者、荒田吉明名誉教授らは、5/22に大阪大学で行った公開実験で、重水素ガスから高熱とヘリウム原子を検出し、低エネルギーの原子核反応を証明したということです。

この常温核融合実験では、荒田教授はパラジウムと酸化ジルコニウムの合金を含んだ超微細金属粒子内に重水素ガスを注入するという方法を採用しました。教授によれば、合金は重水素を核融合させ、粒子内の温度を高めることで、50時間は温かくしておくことができるのだとか。

この実験はMartin FleishmanStanely Ponsが偶然にこの現象を発見したと1989年に発表して以来初めての、実験者以外に認知された常温核融合実験となりました。数多の研究者がこの再現に失敗してから、常温核融合はエセ科学の代名詞となっていたのですが、今回の実験を目の当たりにした人たちによれば

「荒田教授が提示した手法は、再現できる可能性が高い」
とのこと。


誰もこのデモンストレーションを「でっち上げだ」と言わなければ、だれもが渇望し続けた安くて豊富なエネルギー源を、高熱なしで生成する方法(通常の核融合は、ものすごーい高熱を発するため)を、荒田教授はついに発見した! ということになります。


[Physicsworld via Slashdot]

Elaine Chow (原文/junjun )


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コメント(24)
  • 原子力を専攻している私でもワケがわからないくらい難しい話ですが、米の学会では大騒ぎになってますよ。

    日本は代替エネルギーの開発に強いなぁ。
    んで、この研究室は本当にすごいなぁ。

  • わかりません! 皆のムムムにフフフで答えたすごい人ってことですか?

  • このような実験結果は今までにもいろんな国で何回も発表されているわけで、
    とにかく落ち着いてことの成り行きを見守るのが得策かと。
    論文が学会誌に載り、世界中の科学者が追試に成功するまでは何とも言えませんね。
    フィーバーするのはそれからでも遅くないと思いますよ。

  • 大きな話だと思うんですが、その割にはどのTV局でも取りあえげませんね。

  • え~と荒田式の常温核融合って2002年には知られてたような?
    Wikipediaの常温核融合の項目見てみると良いかと

  • これは、常温核融合という研究自体が、狼少年の様な状況に
    なってしまって、投資家や研究者が足踏みしてしまっているのを、
    払拭する為に、簡略・追試化出来るモデルを模索したレポートなんです。

    現在、投入するエネルギーの方が、引き出せるエネルギーより
    勝っている状況で、現実で使える状況ではありません。

    未だ未だ、道のりは遠いのです。
    ですが、現実に向けての一歩でもあります。

  • >その割にはどのTV局でも取りあえげませんね。
    TV局に科学知識を持つ人間が一人もいないからでしょう。
    真偽を判断できないので、これが本当に偉大な実験なのか、
    はたまた壮大な「狼少年」かが判断できないのです。

    毎度のことながらマスコミ関係者の不甲斐なさには呆れる
    ばかりです。ほんとに高いのは給料とプライドだけ。

  • 単純にこの実験で革命です、といえるものではなく、
    これをマイルストーンに未来が開ける可能性がある、ということでしょうか。

  • 間違いなく言えることは、これは「実験が成功した」のではなくて、「荒木氏が『実験は成功した』と主張した」ということ。論文になってその論文が学術誌に載って追試が行われて確認されて初めて「成功した」と言える。この記事は勇み足だね。「成功したという主張」を「成功した」とすり替えるインチキはマスゴミにはよくあることだが、ギズモにはマスゴミになって欲しくなかった。

  • > TV局に科学知識を持つ人間が一人もいないからでしょう。

    基本的な科学知識/態度が備わっていれば、現時点で1人の研究者が「成功した!」と言っているだけの話題には、そうそう簡単に飛びつかないと思いますが…。

  • >真偽を判断できないので、これが本当に偉大な実験なのか、
    はたまた壮大な「狼少年」かが判断できないのです。

    マスコミが馬鹿な点には同意します。
    でも、たまに壮大な釣りに引っかかってるマスコミも見受けられます。
    彼らは芸能人という内輪の世界だけで遊んでるうちに、今まで以上に
    馬鹿者に成り下がったような気がします。

    しかし、この記事が本当ならすごいですね。

  • これが本当ならすごい、狼少年なら公表しないで、ちょっと恥ずかしい、悪いレッテルを貼られてしまう、どうしても日本人のてでエネルギー問題を解決して欲しいと思いますが、

  • >この実験はMartin FleishmanとStanely Ponsが偶然にこの現象を発見したと1989年に発表して以来初めての、実験者以外に認知された常温核融合実験となりました。

    発表だけなら初めてじゃないですよ

  • ちょっとまだ核融合炉完成ばんざーい、って言うには話が早いんでは?次のステップにいくのに後10年くらいかかりそうな感じ。でも日本はまだまだやれるんだなぁ

  • これが本当ならすごい。
    はやく公表して原油価格が暴落して欲しい。

  • あの・・・巡航ミサイルとか、GPS爆弾で大学ごと木っ端微塵とかありえるので、自衛隊を警備に付けるべきです。

    今、まさにこの世の春のオイルマネーの人たちの言う事を聞く人はいっぱい居るよ。 人が何十人死のうが。(イラクでは実質半分の部隊が傭兵なんでしたっけ?)

  • 荒田さんの「公開実験」は、常温核融合現象の存在を確認したものとして画期的ですね。再現性も100%だそうで。これから、面白くなりそうですが、実用化は、機器メーカーが取り組んでからのようです。トヨタの技術者も興味があるようですので、今後に期待しましょう。でも、日本の科学者もやりますね。

  • 大きな話だと思うんですが、その割にはどのTV局でも取りあえげませんね。>

    誰が得をするか、誰が損をするか。水エネルギーが実用化されて石油が使われなくなると誰が損をするか。その損をする人達とマスコミはどう関係しているか。ヒントはロックフェラー。

  • 世の中に出回るまでは、いろんな邪魔が入るからねー

  • クリントン政権時、アメリカ政府は常温核融合を、アメリカのエネルギーの独占政策と核政策に対する重大な脅威と受け止めた。そして、放置すれば従来のアメリカの優位性をも転覆させかねない危険な発見と発明であるとして、徹底的に弾圧し、軍事機密扱いとして隠ぺいすることを決定した。
    特に日本の常温核融合研究は、大手企業が多数、秘密裏に研究を開始したため、徹底的に叩き潰す政策に終始したという。その間、アメリカでは常温核融合炉や常温核融合エンジンの開発に
    多額の費用と時間を軍の研究機関が割いたというが何分、軍事機密のため、詳細はいまだ不明である。

  • でっち上げだ !

  • ニッケルだと、どうなるんすか?

  • 私はMartin FleishmanとStanely Ponsが偶然にこの現象を発見した1989年以来、大変に注目していました。なぜか宗教的に予言されてるテーマの発見だと思ってます。アメリカのユタ州は、モルモン教の都市で、その大学の研究者なども、たぶん関係者じゃないかな?と思ってます。ブッシュ大統領の就任式にモルモン教の聖歌隊が、BGしてました。
    アメリカ発、金融恐慌もオバマ新大統領
    も何か常温核融合技術との関係的な出来事のように思います。今、麻生首相がホワイトハウスに行ってるけど、日本の首相が一番でなきゃならない理由は、日本の常温核技術研究にあるんじゃないんでしょうか?

  • またか・・・

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