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スティール 保有する全ブルドック株を売却
投資ファンド「スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド」が、保有していた「ブルドックソース」のすべての株式を売却し、一連の買収劇から撤退した。
ブルドックソースによると、3月末までの株主名簿にスティール・パートナーズの名前はない。スティール・パートナーズは去年5月、ブルドックソースに対して株式公開買い付け(=TOB)を仕掛けたが、最高裁でブルドックソースの買収防衛策が容認され、頓挫した経緯がある。
買収防衛策の発動で、スティール・パートナーズのブルドックソース株保有率は10%から3%に低下し、方針転換を迫られていた。スティール・パートナーズとブルドックソースの争いは、最高裁が買収防衛策を認めた初めての判断として、企業の指針になっている。
今回、スティール・パートナーズは、ブルドックソースのすべての株式を売却することで、一連の買収劇から完全に退くことになる。
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