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最終更新:2010年12月18日(土) 0時46分

映画上映に抗議、街宣活動禁止命じる判決

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 日本のイルカ漁を批判したドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の上映をめぐり、映画の上映に抗議する団体が配給会社の周辺で街宣活動を行った問題で、東京地裁は抗議団体に対し、街宣活動の禁止と賠償を命じる判決を言い渡しました。

 この問題は和歌山県太地町のイルカ漁を批判した映画「ザ・コーヴ」の日本での上映に反対する団体「主権回復を目指す会」が、映画の公開が迫っていた今年4月に、配給会社「アンプラグド」の事務所や事務所の代表の自宅周辺で街宣活動を繰り返したものです。

 「アンプラグド」と加藤武史代表が団体を相手に街宣活動の停止と損害賠償を求めて訴えを起こしていました。

 東京地裁は判決で「被告らは街宣活動が正当な政治活動と主張するが、拡声器を用いて脅迫的な言葉を述べるなど、正当な政治活動として許される範囲を逸脱している」として、団体に対し、街宣活動の禁止と110万円の賠償を命じました。(17日20:09)

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