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菅首相に「帰れ」コール 「缶」打ち鳴らす抗議も
仲井真弘多沖縄県知事との会談を終えた菅首相が乗る車に向かい、抗議する市民ら
Photo By 共同 |
菅直人首相は17日、沖縄県庁で仲井真弘多知事と20分間会談し、鳩山内閣で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題が迷走したことについて「県外、国外移設を実現できず、沖縄に申し訳なく思う」と謝罪した。その上で日米合意に基づく同県名護市辺野古崎地区への移設に触れ「実現可能性を考えるとベターな選択だ」と推進方針をあらためて表明した。
これに対して仲井真氏は県外移設を重ねて要求。会談後、記者団に「(首相が)“ベター”と言うのは勘違いだ。意味が理解できない。県内は無理だ」と不快感を示し、双方の溝が鮮明になった。来春に予定する訪米前の決着は絶望的だ。
県庁前には反対派市民が集結し、「帰れ」という怒号とともに、首相の名前になぞらえた「缶」を打ち鳴らす音が響いた。
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