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家族会・救う会が神奈川県の後援断る 朝鮮学校補助金交付に抗議
神奈川県が県内の朝鮮学校5校への補助金交付を決めたことを受け、拉致被害者の家族会は17日、交付に抗議するため、県や横浜、川崎など3市が来年2月5日に横浜市で開く集会について県からの後援依頼を断る方針を決めた。支援組織「救う会」も同日、後援依頼を断った。
家族会と救う会は「(朝鮮学校の)教科書に拉致被害者の救出運動を否定する記述が残ったまま交付を認めたことは拉致問題解決にも大きな影響を与える」と知事の姿勢を批判した。
松沢成文知事は教科書の反日的記述を問題視し11月、補助金交付を留保し、朝鮮学校への調査を実施。朝鮮学校側は2013年の教科書改訂時に「見直しを働きかける」と回答したため、今月15日に「教科書を見直す方向性が示された」と留保を解除する方針を明らかにした。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(74)は「記述の改訂が確認されてから決めるべきで、約束が破られる心配もある」と懸念を示した。集会では早紀江さんらの講演が予定されているが、それについては「拉致問題を訴える機会」として参加はするという。