【カイロ=花房良祐】トルコ中央銀行は16日、政策金利を0.5%下げ、年6.5%にすると発表した。通貨高や資産バブルなどを招く海外マネーの流入を和らげるのが目的。トルコの経済成長率は2010年にプラス8%程度に達するとの見方が多く、内需がけん引する高成長が続く中での異例の利下げとなった。
利下げの結果、銀行貸し出しなどが増加し経済が過熱しすぎないよう、銀行が預金残高などに応じて一定比率を中央銀行に預ける預金準備率も引き上げる。引き上げ幅は近く公表する。市場では来年1月の追加利下げ観測が浮上している。
トルコは高い成長力と高金利に着目した欧米の機関投資家の資金が流入。欧米の金融緩和策の影響もあり、通貨トルコリラは対ドルや対ユーロで上昇。輸出競争力が落ちる一方、輸入が増加していた。
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日経平均(円) | 10,303.83 | -7.46 | 17日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 11,487.37 | -11.88 | 17日 15:21 |
英FTSE100 | 5,871.75 | -9.37 | 17日 16:35 |
ドル/円 | 83.87 - .90 | -0.05円高 | 18日 5:15 |
ユーロ/円 | 110.48 - .52 | -1.21円高 | 18日 5:15 |
長期金利(%) | 1.195 | -0.075 | 17日 15:20 |
NY原油(ドル) | 87.70 | -0.92 | 16日 終値 |
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