<東金園児殺害>「暴走モードになった」自白調書で被告
毎日新聞 12月18日(土)0時54分配信
千葉県東金市で08年9月、保育園児の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が殺害された事件で、殺人罪などに問われた同市の無職、勝木諒被告(23)の初公判は17日午後も千葉地裁(栃木力裁判長)で続き、勝木被告が「暴走モードになりました」と殺害を認めた自白調書を検察側が読み上げた。
法廷で朗読された一問一答形式の調書で勝木被告は「声を出されたらアウト。無我夢中でやった」と、被害者の口をハンカチで押さえて連れ去った理由を説明。被害者に「ばか」と言われて怒り殺害した状況を、アニメでロボットが制御不能になる状態を指す「暴走モード」と表現した。
法廷で勝木被告は弁護人の隣に着席。手元の資料やメモに目を落とし、弁護人が指さして説明すると、うなずいていた。
閉廷後の会見で弁護団は「幸満ちゃんの写真を見た際には、涙を浮かべているように見えた」と勝木被告の様子を語り、訴訟能力を欠くとして公判停止を求める方針を改めて示した。
次回公判は22日に被告人質問がある。【中川聡子、斎川瞳】
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法廷で朗読された一問一答形式の調書で勝木被告は「声を出されたらアウト。無我夢中でやった」と、被害者の口をハンカチで押さえて連れ去った理由を説明。被害者に「ばか」と言われて怒り殺害した状況を、アニメでロボットが制御不能になる状態を指す「暴走モード」と表現した。
法廷で勝木被告は弁護人の隣に着席。手元の資料やメモに目を落とし、弁護人が指さして説明すると、うなずいていた。
閉廷後の会見で弁護団は「幸満ちゃんの写真を見た際には、涙を浮かべているように見えた」と勝木被告の様子を語り、訴訟能力を欠くとして公判停止を求める方針を改めて示した。
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最終更新:12月18日(土)0時54分
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