ネット上の会話だけで逮捕　地下鉄テロ計画容疑でＦＢＩ

　米連邦捜査局（ＦＢＩ）が、インターネット交流サイト「フェースブック」での会話でワシントンの地下鉄テロ計画をほのめかしたアフガニスタン出身の男を、脅迫容疑で逮捕したことが１４日分かった。バージニア州の連邦地裁が同日までに明らかにした。

　ＦＢＩなど米司法当局は、フェースブック上の発言やＥメールの内容を端緒とするテロ捜査を多用している。

　逮捕されたのは同州在住で１９８５年生まれのアワイス・ユニス容疑者。米メディアによると、自宅から拳銃１丁が押収されたが、爆発物などは見つかっておらず計画の具体性は不明。精神鑑定が行われている。

　ＦＢＩ捜査員の宣誓供述書によると、ユニス容疑者は１１月、知人とのフェースブック上での会話でパイプ爆弾の製造法を説明し、地下鉄の車両に爆弾を仕掛けることは可能だと指摘。「見ていろ。もう時間の問題だ」などと述べた。（共同）