Ｗｈａｔ’ｓ　Ｓｈｉｍａｎｏ？
（シマノについて）



Ｓｈｉｍａｎｏ（＝シマノ）といえば、釣具のメーカーとして有名ですが。
実は、自転車の駆動系のパーツにおいて「ディファクトスタンダード」となってるくらいです。
そう、シマノのパーツを全く使っていない自転車は無いと言っていいでしょう。

そして、その地位を支えているのが、多彩なグレードや求めやすい価格。
フリーメンテナンスと言っても差し支えないほどの扱いやすさなどです。


というわけで、このコーナーでは。実際にそれらのパーツを紹介していきます。

※以下の情報は、シマノの２００１カタログより抜粋していきます。

 ２００２年のカタログがでたので、モデルチェンジやマイナーチェンジしたものを 紹介します。
◆　こちらをご覧下さい。　◆

※４／１現在、すでに「ＸＴＲ」「ＬＸ」’０３モデルの画像が出回っているようです。
詳細はまだわかりませんが。
「ＸＴＲ」にディスクブレーキの追加、ブレーキレバーもロードのようなデュアルタイプになるらしい。
「ＬＸ」はブラックとゴールドのツートンカラーのようです（＾＾；


 グレードごとに主だったパーツを紹介していきます。

●　重量比較表を作ってみました。


[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]



ＸＴＲ

最高のオフロード・レーシングコンポ：ＸＴＲ
オフロードレーシングを戦う”武器”としての超高性能コンポーネント。
高い強度、剛性と軽量性、その極限のバランスを徹底追求した妥協を許さない コンポーネント・エンジニアリング。
ストレスフリーコンセプトに見合ったスーパーファンクションと基本性能が レーサーを力強くアシストします。

●ＳＴ−Ｍ９５２ ：Ｍｅｇａー９　ＳＴＩレバーセット（重量；４１４ｇ）￥２５，８００
●ＳＬ−Ｍ９５２ ：Ｍｅｇａー９　シフトレバー（重量；２５２ｇ）￥１８，６００
●ＢＬ−Ｍ９５０ ：ブレーキレバー（重量；１６６ｇ）￥１２，０８０
ＳＴＩレバーとは、ブレーキとシフターが一体型になってるタイプです。
・マルチベアリング構造／レバー軸に４つのベアリングを採用しており、スムーズな操作性を実現。
・Ｍｅｇａ−９対応／高精度９スピードシフティングを実現。
・その他／ブレーキレバーは無段階調節が可能なサーボウェーブ・アクション。

 ●ＲＤ−Ｍ９５２ ：リアディレイラー（重量；２０７ｇ）￥１２，４００
●ＲＤ−Ｍ９５３ ：ラピッドライズリアディレイラー（重量；４１４ｇ）￥１２，８００
・ラピッドライズ設計／リバーススプリングを採用しているため、ダウンシフトがスムーズになります。　
・フッ素コートブッシュ／各リンクブッシュにドライメタルを採用、摩擦軽減に貢献。　
・１１Ｔシールドベアリング・プーリー／よりスムーズで静かな回転、耐久性の向上を実現。　
・ラバーブーツ／ケーブル内に進入する泥や埃、水を防いでくれます。　

 ●ＣＳ−Ｍ９５３ ：カセットスプロケット（重量；２６２ｇ）￥１６，０００
・Ｍｅｇａ−９ギア／クロスレシオを犠牲にすることなく、ワイドギアを獲得。　
・軽量設計／　アルミ・スパイダーアームを採用し、高い剛性と軽量化を両立。
・チタン／ロー側の４枚にチタンを使用。剛性アップと、軽量化に貢献。　
・歯数構成／１２〜３４T　

 ●ＦＣ−Ｍ９５２−４ ：クランクセット（重量；６８５ｇ）￥４０，９００
●ＢＢ−Ｍ９５０ ：ボトムブラケット（重量；１８５ｇ）￥７，５００
・ホローテック中空鍛造／クランクアームをスーパージェラルミンの中空鍛造。高剛性と軽量化を両立　
・Ｍｅｇａ−９対応チェーンリング／スーパーナロウ対応のハイパードライブ・チェーンリング　
・８セレーション嵌合／中空ＢＢ（ボトムブラケット）とのしっかりした嵌合で剛性を獲得。　
・歯数構成／４６−３４−２４Ｔ　

 ●ＢＲ−Ｍ９５１ ：Ｖブレーキ（重量；１９７ｇ）￥７，２００
・パラレルプッシュ機構／ブレーキパッドがリムと平行に動くため、パッドの偏磨耗を防ぎ、制動力が安定する。　
・超軽量設計／余分な肉厚部を取り除き、軽量化に貢献。　
・ベアリングピボット／ピボットにベアリングを採用し、スムーズな作動を実現。　

 ●ＦＤ−Ｍ９５２ ：トップスイングフロントディレイラー（重量；１１７ｇ）￥９，６００
●ＦＤ−Ｍ９５２−Ｅ ：ＢＢマウントタイプフロントディレイラー（重量；１２７ｇ）￥９，９００
●ＦＤ−Ｍ９５３ ：スタンダードタイプフロントディレイラー（重量；１３１ｇ）￥６，４００
・ディファレンシャルプレート／内と外のプレートが別々に動く事で、変速性能の向上を実現。　
・軽合金チェーンガイド／ニッケルメッキされた軽合金を採用、軽量性と耐久性を両立。　
・カーボンブラケット／ＢＢマウント部にカーボンを採用。　

 ●ＨＢ−Ｍ９５０ ：フロントハブ（重量；１９０ｇ）￥１０，５８０
●ＦＨ−Ｍ９５０ ：リア･フリーハブ（重量；３７１ｇ）￥１７，９３０
・ダブルコンタクトシール／ベアリング内への水や泥、埃の進入を防止。　
・チタン軸／フリーハブボディにチタンを採用。　
・ボラゾン加工／スーパー研磨ボールレースを採用し、回転をスムーズにしています。　
[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]


Ｄｅｏｒｅ　ＸＴ

オフロードコンポのフラッグシップモデル：ディオーレ　ＸＴ
先進のファンクションと強靭な基本性能が使う人の満足感をもたらします。
高性能ハイドローリック・ディスクブレーキがラインナップに加えられ。
充実したハイスペックが走る喜びを高めてくれる。

●ＳＴ−Ｍ７５０ ：ＳＴＩレバーセット（重量；４１０ｇ）￥１４，０００
●ＳＬ−Ｍ７５０ ：シフトレバー（重量；２４８ｇ）￥１０，０００
●ＢＬ−Ｍ７３９−Ｓ ：ブレーキレバー（重量；１６１ｇ）￥９，１４０
・マルチベアリング構造／レバー軸に２つのベアリングを採用　
・サーボウェーブアクション／３段階調節が可能、素早いレスポンスと力強いブレーキング。　

 ●ＲＤ−Ｍ７５０ ：リアディレイラー（重量；２４５ｇ）￥７，４００
・ラバーブーツ＆・フッ素コートブッシュ　

 ●ＣＳ−Ｍ７５０ ：カセットスプロケット（重量；３００ｇ）￥６，６００
・Ｍｅｇａ−９ギア＆スパイダーアーム　
・歯数構成／１１〜３２Ｔ　１２〜３４Ｔ　１１〜３４Ｔ　

 ●ＦＣ−Ｍ７５０ ：クランクセット（重量；６４７ｇ）￥１５，７００
●ＢＢ−ＥＳ７０ ：ボトムブラケット（重量；２５５ｇ）￥４，０００
・ホローテック中空クランクアーム　・８セレーション嵌合　・Ｍｅｇａ−９対応チェーンリング　
・歯数構成／４４−３２−２２Ｔ　

 ●ＦＨ−Ｍ７５５ ：ディスク用リアフリーハブ（重量；５５２ｇ）￥７，８００
●ＨＢ−Ｍ７５５ ：ディスク用フロントハブ（重量；３５４ｇ）￥６，０００
・ダブルコンタクトシール　・オーバーサイズアルミ合金軸　・ボラゾン加工　
・８ｏｒ９スピード対応／いずれのスプロケットも装着可能。　

 ●ＢＲ−Ｍ７５０ ：Ｖブレーキ（重量；４５５ｇ）￥４，７００
・パラレルプッシュ機構　
・大きなアーチ比／アーチ比を大きく設定し、強大なブレーキ力を獲得。　

 ●ＢＬ−Ｍ７５５ ：ディスクブレーキレバー（重量；３０６ｇ）￥１９，８００（フロントセット）
●ＢＲ−Ｍ７５５ ：ディスクブレーキキャリパー（重量；１９２ｇ）￥１９，８００（リアセット）
●ＳＭ−ＲＴ７５ ：ディスクローター（重量；１４０ｇ）
・優れた制動力＆コントロール性／ブレーキフェードやリム振れの少ない強力なブレーキ力。　
・異径対向４ピストン／コンパクトで優れたブレーキ性能。　
・ミネラルオイル／扱いやすい鉱物系オイルを使用。　
[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]


Ｄｅｏｒｅ　ＬＸ

ＭＴＢをワイドに楽しみたい本格派のために：ディオーレ　ＬＸ
レーシングコンポ並のハイクオリティーとクールなデザインを両立。
本格的なコンポーネントとしての実力を持っています。

●ＳＴ−Ｍ５７０ ：ＳＴＩレバーセット（重量；４１０ｇ）￥８，８００
●ＳＬ−Ｍ５７０ ：シフトレバー（重量；２４０ｇ）￥６，２００
●ＢＬ−Ｍ５７０ ：ブレーキレバー（重量；１８８ｇ）￥２，９００
●ＣＳ−ＨＧ７０−９ ：カセットスプロケット（重量；３３０ｇ）￥４，７００
・歯数構成／１１〜３２Ｔ　

 ●ＲＤ−Ｍ５７０ ：リアディレイラー（重量；２８８ｇ）￥５，０００
●ＦＣ−Ｍ５７１ ：クランクセット（重量；６５６ｇ）￥９，９００
●ＢＢ−ＥＳ７０ ：ボトムブラケット（重量；２５５ｇ）￥４，０００
・歯数構成／４４−３２−２２Ｔ　

 ●ＦＨ−Ｍ５７０ ：フリーハブ（重量；４２６ｇ）￥３，６００
●ＨＢ−Ｍ５７０ ：フロントハブ（重量；２０５ｇ）￥１，９００
●ＦＤ−Ｍ５７０ ：フロントディレイラー（重量；１２８ｇ）￥２，６００
・強化チェーンガイド／特殊形状のチェーンガイドで、歯切れのいい変速を実現。　

 ●ＢＲ−Ｍ５７０ ：Ｖブレーキ（重量；５４２ｇ）￥３，４００
・パラレルプッシュ機構／ブレーキパッドの偏磨耗を防ぐ。　

 ※おおまかな特徴は、「ＸＴ」と一緒です。
ブレーキレバーに、効き具合を調節できるアジャスターがついています。
このことから、レバーは「ＬＸ」ブレーキ本体は「ＸＴ」というのが最強と言われています。
下手なディスクブレーキよりは効くそうです。


[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]


Ｄｅｏｒｅ

楽しむＭＴＢ専用設計：ディオーレ
ＭＴＢ本来の自由気ままなライディングと遊び心に真っ向から取り組んだ「ディオーレ」
２００１年モデルには、２種類のディスクブレーキがラインナップに加わりました。
また他に無い特徴として、シルバーとブラックというカラーバリエーションが用意されており。
フレームカラーに合わせてセッティングが出来ます。

●ＳＴ−Ｍ５１０ ：ＳＴＩレバーセット（重量；４３１ｇ）￥６，５００
●ＣＳ−ＨＧ５０−９ ：カセットスプロケット（重量；３５８ｇ）￥３，９００
・ドリルアウト・スプロケット／各スプロケットにドリルアウトを施し、８段並の軽量性。　

 ●ＲＤ−Ｍ５１０ ：リアディレイラー（重量；３００ｇ）￥４，０００
・１１Ｔプーリー採用／よりスムーズで静かな回転、耐久性の向上を実現。　

 ●ＦＣ−Ｍ５１０ ：クランクセット（重量；７１５ｇ）￥７，４００
●ＢＢ−ＵＮ４０ ：ボトムブラケット（重量；３０８ｇ）￥１，４００
・歯数構成／４４−３２−２２Ｔ
・ホローテック中空鍛造クランクアーム／軽量化と剛性を両立。　

 ●ＦＤ−Ｍ５１０ ：フロントディレイラー（重量；１２８ｇ）￥２，５００
・デュアル・プル方式／トップまたはボトムルートいずれにも使用可能。　
・アダプター式クランプ／２種類のアダプターを使用することで、「３４，９／３１，８／２８，６ｍｍ」 の各シートチューブに取り付けが可能。　

 ●ＨＢ−Ｍ５１０ ：フロントハブ（重量；２３０ｇ）￥１，５００
●ＨＢ−Ｍ５５５ ：ディスク用フロントハブ（重量；２９５ｇ）￥３，６００
●ＦＨ−Ｍ５１０ ：フリーハブ（重量；４６０ｇ）￥３，４００
●ＦＨ−Ｍ５５５ ：ディスク用フリーハブ（重量；４８５ｇ）￥４，５００
・ダイレクショナルデザイン／フランジのないすっきりしたデザイン。　
また、スプロケットやローターをはずさずにスポーク交換が可能（ディスク用ハブ）

 ●ＢＲ−Ｍ５１０ ：Ｖブレーキ（重量；４２０ｇ）￥２，０００
・ローフレックスデザイン／シューをフレームの内側に設定、制動時のたわみによるパワーロスを軽減。　

 ●ＢＬ−Ｍ５５５ ：ハイドローリック・ディスクブレーキレバー（重量；２８６ｇ）￥２８，１００（セット）
●ＢＲ−Ｍ５５５ ：ハイドローリック・ディスクブレーキキャリパー（重量；２２０ｇ）
●ＢＲ−Ｍ５１５ ：メカニカル・ディスクブレーキキャリパー（重量；５６５ｇ）￥１４，４００（セット）
●ＳＭ−ＲＴ６０ ：ディスクローター（重量；１６８ｇ）￥６，２００
・優れた制動力、コントロール性／必要充分な制動力を確保しながら、コントロール性を重視したセッティング。　
・対向２ピストン／コンパクトで優れたブレーキ性能。　
・ミネラルオイル採用／鉱物系のオイルを採用　
・Ｖブレーキレバー対応／メカニカルディスクブレーキは、Ｖブレーキレバーがそのまま使えます。　
ディオーレ


[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]


ＡＬＩＶＩＯ

ハイエンドモデルにも負けない機能を搭載：アリビオ
レクリエーション・コンポーネントの上位機種。
ＭＴＢで走る楽しさを実感できます。

●リア８段・フロントハイパードライブＣ
●ＩＧチェーン対応　４アームクランクセット
●Ｖブレーキ（トーションスプリング付き）
●ラピッドファイヤーシフティング
●アドバンスド・ライトアクション・リアディレイラー
●バンド式または、ＢＢマウント式トップスイング・フロントディレイラー


●ＳＴ−ＭＣ１８−Ｓ（ＳＴＩレバーセット）　　￥５，０００
●ＳＬ−ＭＣ１８（シフトレバー）　　　　　　　￥３，７００
●ＢＬ−ＭＣ１８（ブレーキレバー）　　　　　　￥１，３００
●ＲＤ−ＭＣ−２０（リアディレイラー）　　　　￥２，６００
●ＦＤ−ＭＣ１８−Ｓ（フロントディレイラー）　￥１，３００
●ＦＣ−ＭＣ２０−Ｓ（クランクセット）　　　　￥４，５００
●ＢＲ−ＭＣ１８（Ｖブレーキ）　　　　　　　　￥１，５００


 アリビオ

[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]


ＡＣＥＲＡ

使いやすさをストレートに印象づけるデザイン：アセラ
「乗りやすさ」を強調したスタイリッシュなデザイン。
エントリーライダーにおすすめのコンポーネント

●リア８段または、７段。フロントハイパードライブＣ
●ＩＧチェーン対応　４アームクランクセット
●イージーファイヤーシフティング
●Ｖブレーキ（トーションスプリング付き）
●アドバンスド・ライトアクション・リアディレイラー
●バンド式または、ＢＢマウント式トップスイング・フロントディレイラー


●ＳＴ−ＥＦ３３−８（ＳＴＩレバーセット）　　￥３，２００
●ＢＬ−Ｍ４２０（ブレーキレバー）　　　　　　￥１，３００
●ＲＤ−Ｍ３３０−８（リアディレイラー）　　　￥２，０００
●ＦＤ−Ｍ３３０（フロントディレイラー）　　　￥１，１００
●ＦＣ−ＭＣ１９（クランクセット）　　　　　　￥４，５００
●ＢＲ−Ｍ３３０（Ｖブレーキ）　　　　　　　　￥１，３００


アセラ

[ＸＴＲ][ ＸＴ ][ ＬＸ ][ＤＥＯＲＥ] [ＡＬＩＶＩＯ][ＡＣＥＲＡ][ＡＬＴＵＳ]


ＡＬＴＵＳ

気軽に乗れるビギナーズモデル：アルタス
シティライドを中心に、気軽にＭＴＢを楽しむ。
そんなビギナーの期待に応えるコンポーネント。

●リア７段。フロントハイパードライブＣ
●４アームクランクセット
●イージーファイヤーシフティング
●Ｖブレーキ（トーションスプリング付き）
●アドバンスド・ライトアクション・リアディレイラー
●バンド式または、ＢＢマウント式トップスイング・フロントディレイラー


●ＳＴ−ＥＦ２８（ＳＴＩレバーセット）　　　￥２，５００
●ＲＤ−ＣＴ９２（リアディレイラー）　　　　￥１，７００
●ＦＤ−ＣＴ９２（フロントディレイラー）　　￥１，０００
●ＦＣ−ＣＴ９３（クランクセット）　　　　　￥４，５００
●ＢＲ−ＣＴ９１（Ｖブレーキ）　　　　　　　￥６００


アルタス



※上位の４種類のグレードについて・・・

『ＸＴＲ』は確かに、レースでの使用を前提にした最高級モデルですが。
実際の所、この４年くらいは進化してないらしいです。
もちろん、それほど完成しているということなのかもしれませんが。
『ＸＴ』『ＬＸ』の方が、ディスクブレーキなど。目に見えて進化しています。

『ＤＥＯＲＥ』は完成車で言うと、７〜９万くらいのモデルに多く採用されています。
ある程度、下位機種の不満を実感している人にお勧めのモデルと言えます。
２００２モデルからは、ほぼすべてのパーツが上位互換となるので、なおさらでしょう。
注意するのは「クランク」で、見た目が「アリビオ」なのが存在します（型番：ＦＣ−Ｍ４８０）
一部で「なんちゃってディオーレ」なんて呼ばれてたりします。

 ※下位の３種類のグレードについて・・・

『アリビオ』『アセラ』『アルタス』は、メーカー製完成車の中でも下位機種に設定されており。
パーツ単位での流通はほとんど行われてないようです。

しかし、この「シマノ」は基本的に性能の高さとは裏腹に、価格は控えめです。
（つまり、コストパフォーマンスが非常に高いのです）
そこで、同じパーツを使って補修・修理をするよりも。「ＤＥＯＲＥ　ＬＸ」あたりに交換した方が、
部品も手に入りやすいし、性能も格段に上がるのでお勧めです。

特にお勧めは、ブレーキですね。
ほとんどの場合、ルック車についているブレーキは「カンチタイプ」が装備されている場合が多いです。
そこで、思い切って現在主流の「Ｖブレーキ」に交換してしまいましょう。
最初は効きすぎると感じるくらい、劇的にブレーキングが変わります（指一本でも充分！）
なんといっても、セッティングが凄い簡単で楽になります。
（ただし、交換するには「ブレーキレバー」「ワイヤー類」も一緒に交換しなくてはなりません。
詳しい方法は、「Ｍａｉｎｔｅｎａｎｃｅ」に載せます）

ブレーキが効かなくて困ってる方は、検討してみてはいかがですか？
ご要望であればアドバイス等しますよ。






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