プルサーマル発電を実施している九州電力玄海原発3号機(玄海町)で、1次冷却水の放射性ヨウ素濃度が上昇した問題を受け、玄海原発プルサーマル裁判の会(佐賀市)など29の市民団体が16日、徹底した原因究明と情報公開を九電に指導するよう、県に求めた。15日には九電に原因調査などを求めている。
要望書では、九電は過去の放射性物質漏れ事故で、燃料のどの部分から漏れているかまで調べないなど安全軽視の態度を取っていると指摘。原因の徹底究明と調査過程を透明にするための情報公開を強く九電に指導するよう求めている。【竹花周】
毎日新聞 2010年12月17日 地方版