長崎市深堀町の深堀漁港近くの路上で、4本の足から血を流してうずくまった雄のネコが保護され、間もなく衰弱死したことが分かった。保護した近くの獣医が16日、長崎県警大浦署に通報した。足4本ともに肉球を切り取られたような傷があり、動物愛護法違反容疑で調べている。
獣医によると、15日午後、通りかかった観光客が見つけ、獣医に連れてきた。ネコは脱水症状などがあり、16日朝に死んだという。4本足にいずれも縛られたような傷があり、背中やヒゲに焼かれたような痕もあった。【釣田祐喜】
毎日新聞 2010年12月17日 東京朝刊