大学病院部長が日本を斬る・・・・・・の?

医療問題を中心に様々な問題について考えてみたいと思います。

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人を殺しそうになりました・・・・

この患者さんには二つの方法が考えられました。

仮にA法とB法としましょう。
われわれは希望に則ってA法を行う事となりました。
この時にAB両法があることは勿論説明済みです。

手術開始です。
順調に進みますが、ちょっと難しい症例です。

手術途中・・・・迷いました。


このままでも次の段階に進む事は可能のようです。

しかし、もう少し進めた方が後の展開が、
そして、患者さんにとっても楽になるという時です。

ほんの少し進めました。

事態は急変\(◎o◎)/!(>_<)

突然状態が悪くなりました。

さー、この事態を何とか乗り切らなければ患者さんは死んでしまいます。

刻一刻と状態は悪くなります。

・ ・・・・・・・・・・・・

どうにか乗り切ることが出来たようです。


結局B法に切り替える事になりました。

ほっと(~_~;) 一息ですが・・・・

もし、これで患者さんが亡くなっていたら・・・・
こんな状態は医者にとっては、いわば日常茶飯事です、だって

医者の仕事ってこういうものですよね

人の体は、人の顔が違うのと同じで二つと同じ物はありません。

だからこそわれわれは経験を積み、長い年月をかけて修得し上達していきます。
全く同じ物はありませんが、同じ様な手順で行われます。

しかし、結果は一様ではありません。
同じ人が同じ様に行っても、
片や命の恩人と感謝され、
片や人殺しと言われる。
同じ様に注意をして行ってもです。



どんな手技も侵襲がある以上死亡率を0にする事はできません。
死亡率0を望むなら医者という職業を日本からなくす事です。

同じ様にやって、結果論で殺人者と呼ばれるのでは医者は仕事になりません。
今はまだ消火活動ミスで逮捕される人はいないようです。
医者も消火活動と同じような仕事ですよね。

馬鹿な裁判結果により医者は逃散していますが、本当はこんな事態になる前に
医者の仕事を理解してもらうようにするべきでした。

他の国がそうであるように、この国でもやがて医療行為が刑事事件化しないようになるでしょう、それが国民のためにもなります。
勿論、医者が襟を正すのは言うまでもありません。

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開設日: 2008/4/13(日)

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