<< 2009年11月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30

「市場」に翻弄される藤井財務相

2009/11/27 17:35

 

 藤井財務相は政権の動転ぶりを市場なるものに見せつけているだけである。

考えてみればよい。「市場」とは何か。市場後追い、単細胞の経済メディアやその仲間の金融アナリストが喧伝するような正義の味方でも審判者でも決してない。

しょせんは欲望の固まりであり、破壊者である。中心勢力はウオール街の金融資本で日本の出先で荒稼ぎしようとする。円を買ってもしょせんは短期、これを元手に株を空売りして日本売りを仕掛ける波状攻撃を繰り返すだろう。

日本の当局の致命的弱点は、市場の実態を知るための情報もなければ、気概もない。

ならば、当面、通貨当局はノーコメントを繰り返し、意表をついて大規模介入、あとは知らんふり、というふうに、「市場」を翻弄する戦術を凝らし対峙するしかない。

巨額の円を破壊者に握られ、日本売りの波状攻撃が確実なら、当局は言わば戦時のような危機管理体制を敷くべきなのだ。

そんなインテリジェンスもセンスもスタミナもない政治家に責任閣僚の資格はない。

 

 

カテゴリ: マネー・経済  > 金融    フォルダ: 円・ドル・人民元 通貨で読む世界

コメント(13)  |  トラックバック(0)

 
このブログエントリのトラックバック用URL:

http://tamurah.iza.ne.jp/blog/trackback/1341199

コメント(13)

コメントを書く場合はログインしてください。

 

2009/11/27 19:39

Commented by iza01245 さん

貴台お説のとおりですね。鳩ポッポの内閣の閣僚発言は、全て他人事なんです。具体策も行動もない、夢想と理想だけなんですよ。だからGDPをさっさと漏らしてしまうバカ大臣も出てしまい、その大臣を規制する規則の改正も必要になってしまうんですね。官僚の手間ばかりかかってしまうわけですから、政治主導なんて国民を騙さないで欲しいですよ。

 
 

2009/11/27 21:31

Commented by hosizora さん

円高、デフレは、先日田村さんが書かれたとおり、円の大量発行のチャンスです!
(本当は、1995年の円高の時なんですがね、あの時対策を上手くしていれば、空洞化も、もっと緩やかで企業が国内に留まった分、雇用もその分確保出来たのでしょうが、小生手前みそですがそのころの提案では、ドル買い、そのドルを売って金を購入、兌換は出来なくても買う事は禁止されていないので、また、ロビー活動の提案、もし、アメリカからクレームが来たら他国で購入、また、マルク買いでリンクさせ孤立化を防ぐ等提案していたのですがね・・・)漢字もろくに知らない無教養で、政府貨幣のことは近年までその存在すら知りませんでしたが、
円高は、まだ、日本に力が残っている証であるわけで、

不況の今こそ思い切った財政出動を(政府貨幣が良い)すべきである!
衰退してしまはないうちに!

 
 

2009/11/27 22:13

Commented by hosizora さん

市場介入よりも、思い切った財政出動(円の大量発行)で景気回復である!


根本的に疑問に感じるというか、捉え方、考え方が間違っていると感じることがある。

前原氏が「借金をして公共事業だという時代では、まったくない。」という、
こういった考えが正論との認識がほとんどと思われ、下記サイト同様、

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=220494

世間一般(世論)もそういった認識であろう。

それは、はたしてそうであろうか?

有用な公共施設は、資産であるとの視点が疎かになっている(欠落している)、という事である。
或いは意図的に触れないようにしているのかもしれない。

バランスシート(複式)の視点が欠落しているという意味である。
(バランスシート不況という意味でのバランスシートではない。)

デフレ、円高で危機的な状況の今こそ、こういった視点に立って、
将来にわたり有用なものに財政出動し、雇用確保、景気回復を図るべきである。

将来にわたり有用なものは、次の世代への貴重な財産となるのである!

また、財源は国債ではなく、

リンカーンを見習い政府貨幣で行うべきである。

補足

>バランスシート(複式)の視点に立ってという意味である。

今日の国債(負債)においての意味であって、
当然政府貨幣であればそもそも負債ではありません。

 
 

2009/11/27 23:06

Commented by 怒助兵衛 さん

動転しているのは、産経新聞と田村さんのほうでしょう。
藤井財務省は泰然自若としていますよ。

 
 

2009/11/27 23:22

Commented by 田村秀男 さん

>藤井財務省は泰然自若としていますよ。
日本を奈落に落として太るから平気でしょう。そこまで財務省は堕落したのだろうか。

 
 

2009/11/28 06:21

Commented by 鈴木 茂 さん

 おはようございます。

 私には難しいことは分からないが、
 経済の専門家であれば、行動するのは子供でもできることのようです。
 麻生さんがその代表ですね。
 それをあわててしないところに藤井さんの価値があります。
 事業仕分け、天下り根絶こそ、民主党の最大の景気対策です。
 もちろん、破たんしたのでは話になりませんが。

 結果は、来年の春から夏には出るでしょう。

 円高で円が一割上昇し、株価が一割値下がりすれば、見ようによっては、行って来いですね。

 

 
 

2009/11/28 08:43

Commented by yuuitirou さん

日本国を翻弄する藤井翁大臣!

 
 

2009/11/28 17:39

Commented by hosizora さん


日本の対応、対策としては、

如何に上手く、政府貨幣への移行を実現していくか、
という事が最も重要な課題であると認識しています。

その方法案としましては、
まず、アメリカ国民、世界の世論に訴え、理解に努める。

「日本政府は、長年にわたり基軸通貨であるドルを買い支え、米国債の購入に努め、アメリカの財政に多大な貢献して参りましたが、それに対する財政負担も莫大な金額に膨れ上がっており、その影響は甚大であり、日本の財政に大きく悪影響を与え。大変厳しい状況に至っております。
そこで、日本政府としましては、アメリカの偉大なる大統領であるリンカーンの政府貨幣を模範とし、日本版政府貨幣を発行する事と致しました。・・・」

というコメントを発表し、

国際金融資本にクレームを付けられる前に、
アメリカの世論、世界の世論を味方に付けて、
政府貨幣への移行を実現すべきであると考えます。


 
 

2009/11/28 18:23

Commented by hosizora さん


もっとも、日本政府がその気にならないと話になりませんね!

 
 

2009/11/29 06:17

Commented by きんちゃん さん

今回のドバイワールドの破綻で資金を引き上げて安全な円に一時的に避難したのでしょうね。
そして
民主党政権下では経済の回復はない。
(これは各国の株価推移で明らか)

やはり円高になっても株を買わないのであれば田村さんのおっしゃるように近い将来は空売りされる可能性が高いですね。

株価が経済に与える影響も大きいのです。
いったい日本の未来はどうなっちゃうんでしょうか?

 
 

2009/11/29 08:10

Commented by きんちゃん さん

ちなみに経済問題に関しては次のブログ記事が参考になると思います。

http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/archive/2009/11/21
まさに『「ドン引きされる日本」TOPIX年初来変化率ついにマイナスに』ですね。
見事に民主党政権が出来てから日本だけが置き去りにされています。

 
 

2009/11/29 10:34

Commented by hosizora さん



バカバカしい為替差損=市場介入(ドル買い)より、

思い切った財政出動(円の大量発行)
、で景気回復=円高、デフレ対策=一石二鳥

リンカーンを見習い政府貨幣=借金ではなーい!

▼リンカーンの言葉▼=政府貨幣

”政府は政府の費用をまかない、一般国民の消費に必要なすべての通貨、銀行の預金を自分で発行し流通させるべきである。 通貨を作製し、発行する特典は政府のたった一つの特権であるばかりでなく、政府の最大の建設的な機会なのである。
この原理を取り入れることによって、納税者は計り知れない程の金額の利子を節約できます。 それでこそお金が主人でなくなり、人間らしい生活を送るための人間の召使になってくれるのです。”

 
 

2009/12/11 10:52

Commented by mishima573 さん

To 田村秀男さん
「焼捨て国債」はどうでしょうか。政府発行の国債を日銀が直接買取り、焼き捨てます。代替え案として、「マイナス金利の100年国債」を日銀に買わせる手も有ります。こうすれば誰も損をしなくて、スマートに巨額の財源を創出でき、借金も無くせます。今は漢方的治療より、短期の外科的治療を必要とするレベルに達しています。記憶力秀才のかたくなな石頭より思考力達人の出番です。量的緩和で金融市場に金を流しても、国債買いか投機に流れるだけで、肝心の生活市場(働いて生活する場)には金が流れません。生活市場に金を流せるのは政府だけです。子や孫に借金を残さないとか財政規律とか言ってても神風は吹きません。その間にも肝心の子や孫が居なくなっています。今、政府・日銀のやっている国債発行はマッチポンプ的自転車操業です。どつぼにはまってゆくばかりです。

 
 
トラックバック(0)