【民主・暗闘】小沢が国会招致を拒否
境地に立たされた岡田幹事長も反撃 ←ブログランキング応援クリックお願いします
小沢氏出席拒否を回答へ 岡田氏は政倫審招致の手続き進める意向
民主党の小沢一郎元代表は16日、同党の岡田克也幹事長が求めている衆院政治倫理審査会への出席を拒否する意向を固めた。17日に回答する。岡田氏は16日夕の記者会見で「本人が出ないと言うなら党として意思決定する」と述べ、小沢氏を政倫審に招致する手続きを進める考えを表明した。
菅直人首相は16日午後、岡田氏と官邸で会談。途中から輿石東参院議員会長も加わった。
小沢氏が15日、政倫審出席について「今はその状況にない」と発言したのを踏まえ、岡田氏は13日の党役員会で取り付けた「幹事長一任」をもとに小沢氏の招致議決手続きを進める意向を伝えたとみられる。
その後、鉢呂吉雄国対委員長が自民党の逢沢一郎国対委員長と国会内で会談し、政倫審幹事会の開催に協力を求めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101216-00000589-san-pol
小沢を追い出したい岡田幹事長と菅直人首相。対してあくまでも民主党にすがっていたい小沢とそれを支援する鳩山・輿石という対立構図がこれからより鮮明になってくることでしょう。
小沢が岡田との会談にも応じることもなく、政治倫理審査会への出席を早々と拒否したことは、岡田氏に取っては果たして想定内のことであったのか?
会談の呼びかけをこれで2回も拒否されたことになり、岡田氏の立場は完全に無視されたも同然で、実際ハラワタが煮え返るほどの怒りを覚えたことでしょう。
互いに大いに憎しみをぶつけ合って醜態を晒して欲しい。その位の暗闘劇を見せて頂かなくては、国民の側としても納得が行かない。ここまで日本をグチャグチャにしてしまった以上、「分裂でも何でもしてくれ!」というのが国民の声です。
岡田氏としては国会招致へ向けた議決に動き出すだろうし、小沢一派はそれを阻止するために、両議院総会の開催を要求している。ここで親小沢と反小沢が殴りあいの喧嘩でも見せてくれば、これはもう今年最後を飾るに相応しい光景となること間違いありません。
果たしてこのように菅首相の思惑通りに事が運ぶのでしょうか?内閣支持率が20%割れ寸前まで追い込まれた菅首相に取っては、今や小沢斬りだけが、内閣支持率を浮上させる唯一の残された手段です。
岡田氏も菅内閣が行き詰った後の、与野党話し合いでの選挙管理内閣の顔として、それを任せられることに一縷の望みを賭けているので、ここはもう引き下がることなど出来ません。
確かに現在の民主党政権が国民に見放されているのは、小沢問題だけではありません。菅首相の無能さと仙谷の傲慢な態度が国民から嫌われたのは事実です。
しかし、小沢の度重なる金銭疑惑も大きな重石となって圧し掛かってきたことも事実なのです。小沢はニコニコ生放送などでは饒舌に話をしているのですから、国会でも説明責任を果たすべきです。
しかし、小沢も小心者ですね。テレビ中継もなく、偽証罪も適用されないのに何故政倫審にでないのか?誰しもがそのことを不思議に思っていることでしょう。
小沢とすれば政倫審に出れば、今度は証人喚問と進んで行くのが怖いのでしょう。真実を語れない疑惑の男だからこそ、小沢は国会での証言を拒否せざるを得ないのです。
本日の福島県の地元新聞には、共同通信社の川上編集委員の評論が掲載されていました。おそらく全国の地方紙の多くが同じようにこれを紹介している筈です。
今回の民主党の内紛に関して「分裂政党に政権資格ない」と手厳しい論評となっています。
「民主党は政権を託した国民の思いに立ち返るべきである。党内で声高に批判する醜態を封じる。小沢氏は政倫審で説明責任を果たす。・・・・それが出来ない政党に政権担当の資格はない」
元々政権担当能力などなかったと思いますよ。それをマスコミがいかにもあるように国民を騙した。マスメディアは今こそその責任を自覚して、国民にお詫びしなければならない。
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