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プロレス場外乱闘に巻き込まれけが、損賠訴訟

読売新聞 12月17日(金)6時28分配信

 プロレス観戦中に場外乱闘に巻き込まれて左足を骨折し、後遺症が残ったとして、福岡県内の30歳代の女性会社員が、試合を主催した全日本プロ・レスリング(東京)と場外乱闘をした同社社長の武藤敬司さんらプロレスラー2人を相手取り、約4400万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。

 16日に第1回口頭弁論(小田島靖人裁判官)が開かれ、同社側は請求棄却を求める答弁書を提出した。

 訴状によると、女性は2006年9月、北九州市の体育館でプロレスの試合を観戦。武藤さんら6人が場外乱闘を始めたため、1階席にいた女性は出口付近に避難。乱闘は2階席に移動して続き、レスラー1人が落下、真下にいた女性を直撃した。

 女性は約3か月入院し、治療費の大部分は同社が負担した。骨折は治ったが、足首が曲がりにくくなるなどの後遺症が残り、長時間歩いたりするのが困難になったという。

 同社は読売新聞の取材に対し「当時はできる限りの誠意を示した。訴訟については弁護士に一任している」としている。

最終更新:12月17日(金)6時28分

読売新聞

 

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