最近の趣味である雑誌の収集の成果です。
ものすごくコストパフォーマンスの悪いことに金を使っている気もしますが、
気にしません。
このリストに誤りが有る場合、その文責はこのサイトの作成者にあります。
そもそも古本屋で見つけたモノだけで針の穴から覗いたような情報で、独断
と偏見と邪推を根拠にいろいろと書いているモノですから、もちろんリアルタ
イムで見ていた人や関係者からは異論や反論がおありでしょう。
そもそも、本当に世の中がこんなに面白い筈がありません。現実はきっとも
っとつまらないモノだったに違い有りません。邪推の方が面白いんですよ、た
ぶん。
明らかな間違いなど、お気づきの点などあれば、ご連絡ください。
さて、ここ以降は勝手な分類による勝手なコメントになります。それにふさ
わしく、「です・ます調」から「だ・である調」に文体をかえますが、あまり
気になさいませんように。
分類>
『漫画界』→『月刊 漫波』→『まんぱコミック』→『だっくす』→『ぱふ』
『増刊ぱふ』・『別冊ぱふ』
『Fusion Product』
『Comic Box』(旧Comic Box)
『Comic Box Jr.』(旧Comic Box Jr.)→『Comic Box』(新Comic Box)
『漫画界』→『月刊 漫波』→『まんぱコミック』→『だっくす』→『ぱふ』
※ぱふの過去(概要)
イベント | 出版社 | 年月 | 通巻号数 | 備考
| 無題で創刊 | 清彗社 | 1974年?月 | 通巻第1号 | −
| 『漫画界』創刊 | 清彗社 | 1974年?月 | 通巻第2号 | −
| 『漫画界』月刊化 | 清彗社 | 1975年 7月 | 通巻第6号 | −
| 月刊『漫波』に改題 | 清彗社 | 1975年10月 | 通巻第8号 | −
| 『まんぱコミック』に改題 | 清彗社 | 1976年10月 | 通巻第20号 | −
| 『だっくす』に改題 | 清彗社 | 1977年 9月 | 通巻第30号 | −
| 『だっくす』全国紙化 | 清彗社 | 1978年 9月 | 通巻第33号 | −
| 『ぱふ』に改題 | 清彗社 | 1979年 1月 | 通巻第38号 | −
| 『ぱふ』一旦休刊 | 清彗社 | 1981年 1月 | 通巻第59号 | −
| 『ぱふ』復刊 | 雑草社 | 1981年12月 | 通巻第60号 | −
| 100号記念特集号 | 雑草社 | 1985年 5月 | 通巻第100号 | −
| 版型をA5角綴じ→AB版中綴じに | 雑草社 | 1985年 6月 | 通巻第101号 | −
| 版型をAB版角綴じに | 雑草社 | 1992年 5月 | 通巻第188号 | −
| 版型をA4変形版角綴じにし、「マンガ情報誌」から「まんが・アニメ・同人誌情報マガジン」へと変更 | 雑草社 | 1996年 5月 | 通巻第241号 | −
|
※ぱふの過去(ぱふより前の詳細)
雑誌名 | 出版社 | 発行年月 | 備考
| 雑誌名無し | 清彗社 | 1974年?月 | 通巻第1号
| 漫画界 創刊号 | 清彗社 | 1974年?月 | 通巻第2号
| 漫画界 2号 | 清彗社 | 1975年?月 | 通巻第3号
| 漫画界 3号 | 清彗社 | 1975年?月 | 通巻第4号
| 漫画界 4号 | 清彗社 | 1975年?月 | 通巻第5号 漫画家訪問 森田拳次
| 漫画界 5号 | 清彗社 | 1975年 7月 | 通巻第6号 漫画家訪問 郷力也
| 漫画界 6号 | 清彗社 | 1975年 8月 | 通巻第7号 漫画家訪問 中沢啓治
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1975年10月 | 通巻第8号 漫画家訪問 吉森みき男
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1975年11月 | 通巻第9号 漫画家訪問 ちばてつや
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1975年12月 | 通巻第10号 漫画家訪問 矢口高雄
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 1月 | 通巻第11号 漫画家訪問 松本零士
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 2月 | 通巻第12号 漫画家訪問 石井いさみ
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 3月 | 通巻第13号 漫画家訪問 岩本久則
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 4月 | 通巻第14号 漫画家訪問 秋龍山
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 5月 | 通巻第15号 漫画家訪問 馬場のぼる
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 6月 | 通巻第16号 漫画家訪問 萩尾望都
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 7月 | 通巻第17号 漫画家訪問 東海林さだお
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 8月 | 通巻第18号 漫画家訪問 園山俊二
| 月刊『漫波』 | 清彗社 | 1976年 9月 | 通巻第19号 漫画家訪問 竹宮恵子
| まんぱコミック | 清彗社 | 1976年10月 | 通巻第20号 漫画家訪問 村野守美
| まんぱコミック | 清彗社 | 1976年11月 | 通巻第21号 漫画家訪問 山藤章二
| まんぱコミック | 清彗社 | 1976年12月 | 通巻第22号 漫画家訪問 石森章太郎
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 1月 | 通巻第23号 漫画家訪問 横山光輝
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 2月 | 通巻第24号 漫画家訪問 いまいかおる
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 3月 | 通巻第25号 漫画家訪問 おおば比呂司
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 4月 | 通巻第26号 漫画家訪問 吾妻ひでお
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 5月 | 通巻第27号 漫画家訪問 西岸良平
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 6月 | 通巻第28号 漫画家訪問 畑田国男
| まんぱコミック | 清彗社 | 1977年 7月 | 通巻第29号 漫画家訪問 みなもと太郎
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1977年 8・ 9月号 | 通巻第30号 漫画家訪問 古谷三敏
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1977年12月号 | 通巻第31号 漫画家訪問 小山ゆう
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1978年 1月号 | 通巻第32号 漫画家訪問 砂川しげひさ
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1978年 6・ 7月号 | 通巻第33号 全国誌化 特集 大島弓子
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1978年 7・ 8月号 | 通巻第34号 特集 倉多江美
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1978年 9・10月号 | 通巻第35号 特集 山岸涼子
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1978年11月号 | 通巻第36号 特集 樹村みのり、
| まんが専門誌 だっくす | 清彗社 | 1978年12月号 | 通巻第37号 今飛びたつ少女マンガの世界
|
「ぱふ」はもともと、タイトルも無しで1974年に創刊し、同年の通巻2号で
「漫画界」に改題、翌1975年の10月号(通巻8号)で「月刊漫波」に改題、さら
に翌1976年の10月号(通巻20号)で「月刊まんぱコミック」に改題、さらにさら
に翌1977年8・9月合併号(通巻30号)で「だっくす」に改題、翌1978年は改題は
しなかったものの通巻33号から全国誌になったそうな。つまりそれまでは地方
誌とかミニコミ誌だったわけだね。で、翌1979年の1月号(通巻38号)で「ぱふ
」に改題。それが2年後の1981年1月号(通巻59号)で一旦休刊している。しか
し同年の12月号に本の版型をほとんど変えずに出版社を清彗社から雑草社に替
えて復刊。なんというか、清彗社時代はほぼ毎年のように誌名を変えてるわけ
で、いろいろと苦労があったんだろうなとは思う。実物を見てないのでよくわ
からんけど。
1985年6月号(通巻101号)からは版型をA5版角綴じからAB版中綴じに変
えてしまう。その後サイズはそのままで角綴じになり、さらに1996年5月号か
らA4変形版角綴じに変えとります。内容もマンガ評論誌からマンガ情報誌へ、
そしてアニメ情報を含む同人情報誌へと、その性格を変えてるわけで、なんど
も違う雑誌として生まれ変わり直していると言っても良いかもしれない。
ちなみに「ぱふ」は現在もまだ発行されているのだが、2000年の総括だった
(=20世紀の総括だったと見なせる)通巻318号(2001年4月号)以降は
とりあえず購入対象外。
通巻の号数と何年何月号として出されたかを表にしてみたのがこれ。
(数字は通巻号数、←は合併号、?は不明、−は無し)
和暦 | 西暦 | 冊数
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月
| 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月
|
---|
S49 | 1974 | 2 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ?
| S50 | 1975 | 8 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 6 | 7 | − | 8 | 9 | 10
| S51 | 1976 | 12 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22
| S52 | 1977 | 9 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | ← | − | − | 31
| S53 | 1978 | 6 | 32 | − | − | − | − | 33 | 34 | ← | 35 | ← | 36 | 37
| S54 | 1979 | 10 | 38 | 39 | ← | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | ←
| S55 | 1980 | 11 | 48 | ← | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58
| S56 | 1981 | 2 | 59 | − | − | − | − | − | − | − | − | − | − | 60
| S57 | 1982 | 11 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | ← | 69 | 70 | 71
| S58 | 1983 | 12 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83
| S59 | 1984 | 12 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95
| S60 | 1985 | 13 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 105 | 106 | 107 | 108
| S61 | 1986 | 13 | 109 | 110 | 111 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121
| S62 | 1987 | 12 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133
| S63 | 1988 | 13 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 140 | 141 | 142 | 143 | 144 | 145 | 146
| H01 | 1989 | 13 | 147 | 148 | 149 | 150 | 151 | 152 | 153 | 154 | 155 | 156 | 157 | 159
| H02 | 1990 | 12 | 160 | 161 | 162 | 163 | 164 | 165 | 166 | 167 | 168 | 169 | 170 | 171
| H03 | 1991 | 12 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179 | 180 | 181 | 182 | 183
| H04 | 1992 | 13 | 184 | 185 | 186 | 187 | 188 | 189 | 190 | 191 | 192 | 193 | 194 | 196
| H05 | 1993 | 12 | 197 | 198 | 199 | 200 | 201 | 202 | 203 | 204 | 205 | 206 | 207 | 208
| H06 | 1994 | 14 | 209 | 210 | 211 | 212 | 213 | 215 | 216 | 217 | 219 | 220 | 221 | 222
| H07 | 1995 | 13 | 223 | 224 | 225 | 226 | 227 | 229 | 230 | 231 | 232 | 233 | 234 | 235
| H08 | 1996 | 13 | 236 | 238 | 239 | 240 | 241 | 242 | 243 | 244 | 246 | 247 | 248 | 249
| H09 | 1997 | 14 | 250 | 251 | 252 | 253 | 254 | 256 | 257 | 258 | 260 | 261 | 262 | 264
| H10 | 1998 | 15 | 265 | 266 | 268 | 269 | 270 | 272 | 273 | 275 | 277 | 279 | 280 | 282
| H11 | 1999 | 15 | 283 | 285 | 286 | 288 | 289 | 290 | 292 | 293 | 294 | 295 | 296 | 297
| H12 | 2000 | 16 | 298 | 300 | 301 | 302 | 304 | 305 | 306 | 308 | 309 | 310 | 311 | 313
| H13 | 2001 | - | 314 | 315 | 317 | 318 | | | | | | | |
|
月刊なのに1年で12冊どころか最大で16冊も出ている年もある。これは
増刊や別冊を同じ番号体系で出しているだけではなく、『コミックファン』や
『活字倶楽部』という別雑誌まで出してしまっているからだ。
(通巻104,112,139,158,195,214,218,228,237,245,255,259,263,267,271,274,
276,278,281,284,287,291,299,303,307,312,316号の計27冊が別の本として
出されたもの)
以下がその明細。
『増刊ぱふ』・『別冊ぱふ』
雑誌名 | 出版社 | 発行年月 | 備考
| 増刊ぱふ | 雑草社 | 1985年 8月 | 通巻第104号 特集/松苗あけみ
| 増刊ぱふ | 雑草社 | 1986年 3月 | 通巻第112号 特集/内田善美
| 別冊ぱふ | 雑草社 | 1988年 5月 | 通巻第139号 みずき健/高河ゆん/定広美香/桐しいな/尾崎南 /柴田文明/Dr.モロ−/要屋由良之介
| 別冊ぱふ | 雑草社 | 1989年11月 | 通巻第158号 みずき健イラスト集「コットンカラー」
| 別冊ぱふ | 雑草社 | 1992年11月 | 通巻第195号 高河ゆん完全特集
| 別冊ぱふ 活字倶楽部Special | 雑草社 | 1994年 5月 | 通巻第214号 特集 若木未生/大特集 島田荘司・長野まゆみ
| 別冊ぱふ | 雑草社 | 1994年 8月 | 通巻第218号 尾崎南完全特集号『南』
| 別冊ぱふ 活字倶楽部Special2 | 雑草社 | 1995年 5月 | 通巻第228号 特集「炎の蜃気楼」
| 別冊ぱふ 活字倶楽部Special3 | 雑草社 | 1996年 1月 | 通巻第237号 特集 田中芳樹&菊地秀行/大特集 京極夏彦
| 別冊ぱふ 活字倶楽部Special4 | 雑草社 | 1996年 8月 | 通巻第245号 特集 小野不由美
| 別冊ぱふ 活字倶楽部Special5 | 雑草社 | 1997年 5月 | 通巻第255号 特集 栗本薫
| 別冊ぱふ 活字倶楽部6 '97夏 | 雑草社 | 1997年 8月 | 通巻第259号 特集 京極夏彦
| 別冊ぱふ 活字倶楽部7 '97秋 | 雑草社 | 1997年11月 | 通巻第263号 特集 わたしたちのSF/わたしたちのファンタジー
| 別冊ぱふ 活字倶楽部8 '98冬 | 雑草社 | 1998年 2月 | 通巻第267号 特集 有栖川有栖/皆川ゆか/若木未生
| 別冊ぱふ 活字倶楽部9 '98春 | 雑草社 | 1998年 5月 | 通巻第271号 特集 ホラー小説/真堂樹/深沢梨絵
| 別冊ぱふ コミック・ファン1 | 雑草社 | 1998年 7月 | 通巻第274号 特集「吉田秋生 1977−1998」
| 別冊ぱふ 活字倶楽部10 '98夏 | 雑草社 | 1998年 8月 | 通巻第276号 特集「三国志」
| 別冊ぱふ コミック・ファン2 | 雑草社 | 1998年 9月 | 通巻第278号 特集「岡野玲子 妙と雅の世界」
| 別冊ぱふ コミック・ファン3 | 雑草社 | 1998年11月 | 通巻第281号 特集「西村しのぶ ROMANCE 1998」
| 別冊ぱふ コミック・ファン4 | 雑草社 | 1999年 1月 | 通巻第284号 特集「1998年総決算(たぶん…)どこよりも早いまんがベストテン!」
| 別冊ぱふ コミック・ファン5 | 雑草社 | 1999年 3月 | 通巻第287号 特集 浦沢直樹
| 別冊ぱふ コミック・ファン6 | 雑草社 | 1999年 6月 | 通巻第291号 特集 しげの秀一
| 別冊ぱふ コミック・ファン7 | 雑草社 | 2000年 1月 | 通巻第299号 特集「検証・まんが界の問題点」
| 別冊ぱふ コミック・ファン8 | 雑草社 | 2000年 4月 | 通巻第303号 特集 「インターネットで変わるまんが生活」
| 別冊ぱふ コミック・ファン9 | 雑草社 | 2000年 7月 | 通巻第307号 特集「まんがと性、複雑な関係」
| 別冊ぱふ コミック・ファン10 | 雑草社 | 2000年10月 | 通巻第312号 特集 「まんが同人誌史」
| 別冊ぱふ コミック・ファン11 | 雑草社 | 2001年 2月 | 通巻第316号 特集「もうひとつのまんが史」
| 別冊ぱふ コミック・ファン12 | 雑草社 | 2001年 4月 | 通巻第---号 特集「まんがの疑問100」
|
※158 コットンカラーは、通巻表示無し。218 尾崎南完全特集号は、通巻を間違って 217と表示
ぱふ本誌はなんとかコンプリートしたが、「コミック・ファン」の12号が
未入手のため、この「コミック・ファン」の12号がとりあえずのターゲット。
むろんまだ持っていない「だっくす」が全国誌化する前の32冊もターゲッ
トではあるのだが、こちらはほぼあきらめている状態。まあ、運が良ければ
手に入るでしょう。
つづいて、「ぱふ」から分かれて出来たと言っても良い雑誌について。
『Fusion Product』
雑誌コード:07779
編集人:可部達郎
編集制作:ふゅーじょんぷろだくと
発行人:海野栄一
発行:ラポート(株)
雑誌名 | 出版社 | 発行年月 | 備考
| Fusion Product まんが専門誌 ふゅーじょん ぷろだくと | ラポート(株) | 1981年 7月号 | 第1巻1号 1980年決算号 まんが周辺リスト
| Fusion Product まんが専門誌 ふゅーじょん ぷろだくと | ラポート(株) | 1981年 8月号 | 第1巻2号 特集 いしかわじゅん
| Fusion Product まんが専門誌 ふゅーじょん ぷろだくと | ラポート(株) | 1981年 9月号 | 第1巻3号 特集 現代まんが傑作選
| Fusion Product まんが専門誌 ふゅーじょん ぷろだくと | ラポート(株) | 1981年10月号 | 第1巻4号 特集 ロリータ/美少女
| Fusion Product まんが専門誌 ふゅーじょん ぷろだくと | ラポート(株) | 1981年11・12月号 | 第1巻5号 特集 読者アンケート
| ふゅーじょん ぷろだくと まんが専門誌 | ラポート(株) | 1981年 1月号 | 第2巻1号 特集 紫門ふみ
| ふゅーじょん ぷろだくと まんが専門誌 | ラポート(株) | 1981年 2月号 | 第2巻1号通巻7号 特集 吉田秋生 まんが福袋
| ふゅーじょん ぷろだくと まんが専門誌 | ラポート(株) | 1981年 3月号 | 第2巻3号通巻8号 特集 a BOY meets a GIRL 少年まんがの中の美少女カタログ
| ふゅーじょん ぷろだくと まんが専門誌 | ラポート(株) | 1981年 4月号 | 第2巻4号通巻9号 '81年度総決算号
|
1981年1月号から、背表紙の文字が変更
1981年2月号の巻数表示をミス
創刊号の「ことの顛末」によると、
「ぱふ」が休刊していた1年弱の間に「ぱふ」の元スタッフによって作られ
たのがラポート(株)から発行された「FUSION PRODUCT」だ。創刊号は1981年7
月号。創刊号の「ことの顛末」によると、清彗社の社長の持田氏が高利貸しに
手を出し、委託販売の売り上げまで持ち出しているような状態だったようだ。
ぱふ編集部のスタッフも親族や知人からも金を借りて援助したり保証人になっ
たりと何とかしようとしたけれど、もうどうしようもなくなって、やむなく
ぱふ編集スタッフは1人を残して編集長を含む全員が離脱。「FUSION PRODUCT」
は発足時点でスタッフ全員が元ぱふのスタッフという状態だったようで、ぱふ
の正当な後継はどちらかといえばこっちだろう。
印刷所への支払いと売り上げの管理はラポートが行い、売り上げの20%をFP
が受け取る。制作にかかる費用はFP持ちだったらしい。
はて、広告料金はどっちが受け取ってたんだ? 少なくとも連絡先はラポート
のものになっているようだ。
しかしこの「FUSION PRODUCT」(6号からは「ふゅーじょん ぷろだくと」)
も翌1982年4月号(通巻9号)で5月号の予告をしながら結局休刊してしまった
ようで、おなじ可部達郎氏の編集で1982年9月号を創刊号として出た「COMIC
BOX」がおそらくは後継雑誌といえるだろう。「COMIC BOX」というのは「FUSI
ON PRODUCT」時代のコーナー名だし。
FPの後継誌の「Comic Box」創刊号の編集長後記によると、
「今日、晴れて独立、いかがわしいスポッンサーを入れずに何ンとか自己資金
で本を出せないかと東奔西走。」(「スポッンサー」「何ンとか」は原文のママ)
とある。
「いかがわしい」と言い切ってますぜ。まあ、入稿が遅れて印刷所に追加料金
を請求されてもそこはスポンサー持ちで、売り上げの20%は入ってくるとなれ
ば、制作よりも売り上げに影響する書店営業や、広告収入に直結する広告営業
を優先しても仕方有るまいなぁ、そこからいろいろとトラブルもあったかもし
れんなぁ、などと邪推も可能ではある。おりしもラポートは1979年12月に創刊
したマニフィックが1980年の5号でアニメックと改題、次の6号で大ブレイク
していた。これはよく、「ヤマトのOUT、ガンダムのアニメック」と言われ
ていたのだった。
アニメックはいわゆる硬派の批評記事が多い雑誌であり、二匹目のドジョウ
を狙ってラポートがマンガにも手を出そうとした、という事なのかもしれない。
ところが、10号も出さないうちに大ブレイクしたアニメックに比べて、な
かなか芽が出ないFPに対して過干渉だった、なんて事もあったかもしれない。
ただし、全部勝手な邪推ではあるが。
『Comic Box』(旧Comic Box)
発行人:川辺龍雄
編集人:可部達郎
編集制作:ふゅーじょんぷろだくと
雑誌名 | 出版社 | 発行年月 | 備考
| Comic Box まんが情報 | FP | 1982年 9月号 | 創刊第1号 特集 佐藤史生“夢みる惑星”NOTE
| Comic Box まんが情報 | FP | 1982年10月号 | 第2号 特集 長井勝一「ガロ」編集長
| Comic Box まんが情報 | FP | 1982年11・12月号 | 第3号 特集 宮崎駿「風の谷のナウシカ」[1]
| Comic Box まんが情報 | FP | 1983年 1月号 | 第4号 特集 '82SFマンガ分析
| Comic Box まんが情報 | FP | 1983年 2・ 3月号 | 第2巻2号通巻5号 特集 宮崎駿「風の谷のナウシカ」[2]
| Comic Box まんが情報 | FP | 1983年 4月号 | 第2巻3号通巻6号 1982年度総決算号 まんがベストテン発表 小特集 高橋留美子
| Comic Box まんが情報 | FP | 1983年 5・ 6月号 | 第2巻4号通巻7号 アニメーション批評特殊 クラッシャージョー☆幻魔大戦
| Comic Box まんが情報 | FP | 1983年10月号 | 第2巻5号通巻8号 出版社別マンガリスト第一弾!
| まんが情報 Comic Box | FP | 1983年11・12月号 | 第2巻6号通巻9号 Vol.9 特集 永島慎二 小特集 ふくやまけいこ
| まんが情報 Comic Box | FP | 1984年 1・ 2月号 | 第3巻1号通巻10号 Vol.10 復刻 特集 ロリータ/美少女 特集 女性マンガの誠意式
| Comic Box | FP | 1984年 5・ 6月号 | 第3巻2号通巻11号 Vol.11 '83まんが総決算号/特集 宮崎駿“風の谷のナウシカ”によせて
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※出版社名:「FP」=「ふゅーじょん ぷろだくと」
「Comic Box」の創刊号表紙には「まんがと夢はぼくらの生活必需品」
「All we need is Comic & Dream with desoair」とある。
当初は地方小出版流通センター経由の配本のみ。
1983年10月号(通巻8号)から隔月巻化し、東販も経由するようになる。
雑誌コード:03963
1983年10月号(通巻8号)は、4ヶ月ぶりだというのに特集を落としてしまっ
たようだ。しかも、この号以降表紙から「まんが情報」という文字が消える。
同人誌情報に注力するとの編集の言に関係有りや?
1983年11・12月号(通巻9号)以降は、「まんが情報」の替わりに
「A JOUNAL FOR COMIC & ANIMATION」と入るようになる。
まんがの時代ではなく、アニメの時代になってしまったのを象徴しているかの
ようだ。前号落とした特集を入れたせいか、出版社別マンガリストで膨らんだ
前号や、1982年度総決算号でありながら小特集高橋留美子も入れていた1983年
4月号並の厚さになっている。
1984年1・2月号(通巻10号)は、ふゅーじょん ぷろだくと1981年10月号の「
特集ロリータ/美少女」と表紙を誌内にまるまる復刻している。
1984年5・6月号(通巻11号)では、4ヶ月ぶりの発行だというのにそれまで
の半分の厚さである。
1983年の総決算号を出すために最後の力を振り絞ったのだろうか。
ただし、「風の谷のナウシカ」の特集はかなり力を入れたことがわかる。ただ
し、アニメのほうの特集ではあるが。
しかし「'83まんが総決算号」と、わざわざ断らなければまんがの決算である
ことがわからないほど、まんが情報誌では無くなってしまったようだ。ちなみ
にこの号でついに「まんが情報」という文字は背表紙から消えてしまっている
のである。
『Comic Box Jr.』(旧Comic Box Jr.)→『Comic Box』(新Comic Box)
雑誌名 | 出版社 | 発行年月 | 備考
| COMIC BOX JR 創刊準備号 | FP | 1983年 4月 | 通巻1号
| COMIC BOX JR Vol.1 創刊号 | FP | 1983年 9月 | 通巻2号
| COMIC BOX JR Vol.2 | FP | 1983年11月 | 通巻3号
| comic box Jr. Vol.3 | FP | 1984年 1月 | 通巻4号
| comic box Jr. Vol.4 | FP | 1984年 3月 | 通巻5号
| comic box Jr. Vol.5 | FP | 1984年 5月 | 通巻6号
| comic box Jr. Vol.6 | FP | 1984年 6月 | 通巻7号
| comic box Jr. Vol.7 | FP | 1984年 7月 | 通巻8号
| comic box Jr. Vol.8 | FP | 1984年 8月 | 通巻9号
| comic box Jr. Vol.9 | FP | 1984年 9月 | 通巻10号
| comic box Jr. Vol.10 | FP | 1984年10月 | 通巻11号
| comic box Jr. Vol.11 | FP | 1984年11月 | 通巻12号
| comic box Jr. Vol.12 | FP | 1984年12月 | 通巻13号
| comic box Jr. Vol.13 | FP | 1985年 1月 | 通巻14号
| comic box Jr. Vol.14 | FP | 1985年 2月 | 通巻15号
| comic box Jr. Vol.15 | FP | 1985年 3月 | 通巻16号
| comic box Jr. Vol.16 | FP | 1985年 4月 | 通巻17号
| COMIC BOX Jr Vol.17 | FP | 1985年 5月 | 通巻18号
| comic box Jr. Vol.18 | FP | 1985年 6・7月 | 通巻19号
| COMIC BOX Vol.19 | FP | 1985年 8月 | 通巻20号
| COMIC BOX Vol.20 | FP | 1985年 9月 | 通巻21号
| COMIC BOX Vol.21 | FP | 1985年10月 | 通巻22号
| COMIC BOX Vol.22 | FP | 1985年11月 | 通巻23号 未入手
| COMIC BOX Vol.23 | FP | 1985年12月 | 通巻24号 未入手
| COMIC BOX Vol.24 | FP | 1986年 1・2月 | 通巻25号
| COMIC BOX | FP | 1986年 3・4月 | 通巻26号 未入手
| COMIC BOX Vol.28 | FP | 1986年 5月 | 通巻28号
| COMIC BOX Vol.29 | FP | 1986年 6月 | 通巻?号 未入手
| COMIC BOX Vol.30 | FP | 1986年 7月 | 通巻29号
| COMIC BOX Vol.31 | FP | 1986年 8月 | 通巻30号 未入手
| COMIC BOX Vol.32 | FP | 1986年 9月 | 通巻31号
| COMIC BOX Vol.33 | FP | 1986年10月 | 通巻32号
| COMIC BOX Vol.34 | FP | 1986年11月 | 通巻33号
| COMIC BOX Vol.35 | FP | 1987年12・1月 | 通巻34号
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※出版社名:「FP」=「ふゅーじょん ぷろだくと」
通巻1号(創刊準備号)での表記:
COMIC BOX JR
まんが&アニメファンのためのフリートークMag.
編集人:松本一志
通巻2号(創刊号),通巻3号での表記:
COMIC BOX JR
まんが&アニメファンのためのフリートークMag.
編集人:松本一志
発行人:川辺龍雄
通巻4号〜通巻8号の表記:
comic box Jr.
A JOURNAL FOR COMIC & ANIMATION(旧COMIC BOX9号以降と同じ)
編集・発行 ふゅーじょんぷろだくと
通巻9号の表記:
comic box Jr.
A JOURNAL FOR COMIC & ANIMATION と Magazine for comic,animation,special effect の併記
編集・発行 ふゅーじょんぷろだくと
通巻10号〜通巻13号の表記:
comic box Jr.
Magazine for comic,animation,special effect.
編集・発行 ふゅーじょんぷろだくと
通巻14号〜通巻17号と通巻19号の表記:
comic box Jr.
※表紙の表記が無くなっている。
編集・発行 ふゅーじょんぷろだくと
通巻18号の表記:
COMIC BOX Jr
※表紙の表記は無い。
編集・発行 ふゅーじょんぷろだくと
通巻20号〜通巻22号の表記:
COMIC BOX
A JOURNAL FOR COMIC & ANIMATION(旧COMIC BOX9号以降と同じ)
編集・発行 ふゅーじょんぷろだくと
通巻25号〜通巻31号の表記:
COMIC BOX
A JOURNAL FOR COMIC & ANIMATION(旧COMIC BOX9号以降と同じ)
編集・発行 鰍モゅーじょんぷろだくと
通巻33号〜通巻?号の表記:
COMIC BOX
A JOURNAL FOR JOURNEY for Comic & Animation Fan
編集・発行 鰍モゅーじょんぷろだくと
出版に関する表記・雑誌名の表記・Vol表記・通巻表記・COMIC BOXとの関係
など、どこをとっても安定しない&場当たり的に変わっているように見える。
当初はマンガのファン投稿誌だった筈なのに、いつのまにか旧COMIC BOXに
乗っ取られた感がある。いつの間にか評論誌になってしまったのである。
この不安定性はずっと後期まで続いていて、少なくとも108号くらいまでは
発行されているし、現在でも休刊はしていないようだが、「次がいつ出るかは
出てみないとわからない」のである。(笑)
ついでに言うと、1991年に増刊号として「COMIC BOX Jr.」を創刊したりして
いるから、さらに話がややこしい。
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