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綾小路きみまろの一人勝ち ディナーショー最新事情

週刊文春 12月16日(木)12時12分配信

 芸能人の稼ぎどころだった“クリスマスディナーショー”に異変が起きている。

「不景気の影響で、客足が鈍い。そもそもショーそのものが減っている。五万円という最高額でもファンが集まる五木ひろしは別格。不動の人気は、華やかなヒット曲が多い郷ひろみで、女性客を中心に今年も満席です。かつて郷と人気を二分していた松田聖子は、従来、発売と同時に完売していたのが、今年はまだ空席もあるという。近年、目立った活動がないのが影響しているようです」(音楽関係者)

 歌手よりも、モノマネのコロッケやマジックの引田天功、Mr.マリックといった異色のショーが受けるのが最近の傾向だが、なかでも人気を集めているのが“中高年のアイドル”こと、漫談家の綾小路きみまろ(60)。

「チケットは発売直後から奪い合いで、入手困難。一流ホテルではなく、全国の小さなホテルを中心にこまめに数をこなしている。値段も二万円台と手ごろで、中高年の人たちに手の出しやすい料金設定になっているのも人気の秘訣です」(興行関係者)

 無名の司会者から“毒舌漫談家”として脚光を浴びて八年。今や山梨県河口湖の別荘に、「時価十億円」と言われる銀座のビルまで持つ、隠れ資産家としても知られている。

「これだけ人気があるのにテレビはほとんど単発のみ。活動の中心はライブで、全国津々浦々を地道に回っています。時間と多少お金に余裕のある中高年をターゲットにしている点も功を奏している」(芸能関係者)

 苦労人ならではの“ビジネス・モデル”だ。しかも、

「歌手だと、バンドマンたちへのギャラも払わなければならないが、きみまろは漫談ですから、いつも一人で出来る。トレードマークの燕尾服に扇子、そして数年前にカミングアウトしたハゲ隠しのカツラだけが必要経費だから、ショーの値段は安くても、儲けの大半がきみまろの懐に入るわけです」(芸能デスク)

 さらにはCDや扇子など“きみまろグッズ”も会場で飛ぶように売れる。まさに一人勝ち。きみまろの名セリフがすべてを物語っている?

「ここまでやって来られたのは誰のお陰でもありません。お一人お一人のお客様の、前でやっている私の力です」

(週刊文春2010年12月23日号「THIS WEEK 芸能」より)

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最終更新:12月16日(木)12時12分

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