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海軍主力艦砲に模造部品納品疑惑捜査(総合)
昌原(チャンウォン)地検、関連業者2ヶ所押収捜索・・外国産の代わりに国内生産品納品などで調査
'10年12月15日17時10分
韓国 yonhapnews.co.kr YONHAP NEWS 昌原=聨合ニュース イ・ジョンフン記者
http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2010/12/15/0521000000AKR20101215191000052.HTML?template=2087
※日本語機械訳意訳
我が国の海軍の主力艦砲である76mm艦砲の主要部品が、
納品契約書上に明示された外国企業が製造した物ではなく、
国内で作られた模造品だという疑惑が提起され、検察が捜査に着手した。
昌原地検は、『海軍艦艇用76㎜艦砲の核心部品である駐退機・複座装置の部品を、
国内で密かに製作した後に米国産製品と偽装し、海軍に納品したという情報提供を受けて、
釜山(プサン)と金海(キムヘ)市の各業者を昨日押収捜索した』と15日明らかにした。
二ヶ所の内の一ヶ所は実際に部品を作ったところであり、
もう一ヶ所はこれを受け取って国防部調達本部を通じ、海軍に納品したところと確認された。
駐退機は、砲弾発射の後に砲身が後に移動する時、一定の距離内に停止するように制動する装置で、
複座装置は、後方へと後退した砲身を本来の位置に送り返す役割をする。
検察と海軍によれば、国防部調達本部は、イタリアのオート・メラーラ社が製作し、
海軍が実践配置した76㎜艦砲の整備需要を充足させるため、
2005年当時ドル為替レートを原価(韓国ウォン)で換算し、
5億ウォン規模の駐退機・複座装置部品を購入する競争入札を実施した。
当時、部品納入者に選ばれたこれら企業は、契約書において、
『米国業者を通じて部品を生産、納品する』としていたが、
検察は契約書に明示された米国産部品ではなく、国内で製造された模造部品を納品した可能性があるとした。
これら企業は部品を国内で製作した後、完成された部品を米国に送って米国企業の商標を付け、
それを逆輸入して納品を成功させたとのことが、検察によせられた情報提供から明らかになった。
検察関係者は、『契約書上、外国製品を使わなければならない艦砲部品に国産製品を使ったという疑惑が提起され、
事実の有無を確認するために捜査に着手した』とし、
『実際に契約書とは違い国内で製作されたのか、性能に問題がないのか、
入札過程で不正がなかったのかなど調査する方針だ』と明らかにした。
海軍関係者は、『検察が押収捜索した業者から、
2005年頃に76㎜艦砲の駐退機・複座装置を国防部を通じて海軍が購入した事実はある』とし、
『検収過程で海軍の性能要求を満たし、採択された』と明らかにした。
続けてこの関係者は、『問題の部品は、すでに76㎜艦砲に装着されたが、
性能面での異常などの問題は発生しなかった』とし、
また、『契約書上の製品ではなく、他の製品が納品されたとすれば海軍も被害者だ』と話した。
76㎜艦砲は、我が国の海軍哨戒艦と護衛艦に装着される主力艦砲で、
2008年に国内防衛産業業者の現代WIAが国産化を完了し、今年からは国産製品が艦艇に装着されている。
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