神のみぞ知るセカイ

　こんにちは！東山奈央です！
　先日のデビューイベント、本当に応援ありがとうございました!!　
　改めて皆さんにちゃんと感謝したいと思っておりましたので、このような機会をいただけてすごく嬉しいです。
　何といえばいいのでしょうか…私にとっては、あの日の全てが奇跡のようで、今も胸がいっぱいです。そもそも、今年デビューしたばかりの私が一人でイベントをやらせていただけたこと自体が奇跡だと思います。本当に沢山の方々に…ありがとうございました。
　「神のみぞ知るセカイ」で中川かのん役を演じて、沢山の初めてを経験しました。歌、ラジオ、雑誌の取材…アフレコも台本にあんなに書き込みをしたのは初めてです。そんな新人の私は、お客さんに楽しんでいただけるようなイベントに立つ人間としてふさわしいのだろうか、務まらないのではないか…と、不安な状態はイベント前日のぎりぎりまで続きました。
　そして、当日。雲ひとつない晴天。これはお客さんもイベントで屋内に留まるどころではなく、ピクニックに行ってしまうんじゃないか、というくらい素晴らしいお天気でした。
　本番直前。控室にて待機していましたが、『開場しました』とスタッフさんからの連絡が来る前に開場した事が分かりました。控え室の中にたくさんのお客さんの声がする…地響きがする…。緊張もピークに達してきたその時、スタッフさんから1000人以上のお客さんが会場にいらしていますと、連絡が来ました。あの瞬間は今でも忘れられません。1000人…って、一体？と、あまりに数が大きすぎてにわかには信じがたいものがありました。でもそれだけの方々がこの会場にわざわざ足を運んで来て下さっている…それはすごいことです。皆さんの「神のみぞ知るセカイ」への、かのんちゃんへの愛が身にしみて感ぜられました。この晴天の中、イベントを楽しみに待っていて下さったことを思うと嬉しくてたまりませんでした。
　そして、本番。かのんコールが会場に響き渡って、改めて皆さんの応援を噛みしめながら、舞台に立った時の光景は言葉にはしがたい感動がありました。始まった途端、感謝の気持ちでいっぱいになって、初対面だというのに思わず「はじめまして」をいうのを忘れてしまいました。それからサイリウムが振られているのを見て、思い切って私も手を振ってみました。すると沢山の方々が全力で手を振り返して下さいました…!!　すごい…すごく皆さんあったかい…とまたも感動して、思いを心にしまいきれずにマイクを持ったまま「すごい」と連呼してしまいました。
　次に、緊張が解けぬまま１曲目の「LOVE KANON」へ。歌も踊りもたくさん練習したから大丈夫!!　と意気込んで歌い始めると、お客さんの勢いが予想以上で本当にびっくりしました。あまりに驚いて、息をのんでしまいました。そして歌詞が…飛びました。本当に、本当にあんなに盛り上がって下さると思わなかったので、感動で頭に中が空っぽになりました。歌詞は忘れてしまったけれど、でもすごく嬉しかったです。その感謝を歌に込めて一生懸命飛び跳ねて歌いました。皆さんと一緒にbang bang 出来て最高でした!!　
　2曲目の「ハッピークレセント」も、皆さんお馴染みの曲だったかとは思いますが、「お馴染み」では表現が不十分なほどすごく会場に一体感があって、息がぴったりでまた感動してしまいました。
　伊藤かな恵さんをスペシャルゲストに迎え、「神のみぞ知るセカイ」の雰囲気がさらにグッと強まりトークの時間になりました。下野さんからの手紙を舞台の上で初めてかな恵さんに読んでいただいて、思わずまた感動し、あぁ…皆さんに感動してもらわなくちゃいけないのに、私が感動してばっかりですね。
　そして最後の曲「らぶこーる」へ。当日にもお話しした通り、この曲はとても沢山の方の思いが込められていて、若木先生の歌詞も素敵ですし、かのんちゃんがスターになる大切な曲だったので、精一杯心を込めて歌いました。歌い終わった後、声援を送って下さったり、拍手をして下さったり、それから涙を拭っている方がいて、思いを届けることが出来たと思うと、心の底から嬉しかったです。その後まもなくしてアンコールの声が聞こえてきて…本当に自分がいかに恵まれているか実感しました。最後の最後まで盛り上がって下さって、本当にありがとうございました!!　
　イベントが終わった後も、ＣＤの予約のために並んで下さった方々の列が途絶えません。私は取材のためにイベント後も会場に残っていたのですが、ずっと…本当に長い間列が続いていました。その際もパーテーションの隙間からお客さんの姿が見えたので手を振ると、お疲れ様－!!と労いの言葉や、ありがとー!!と返して下さいました。こちらこそありがとうございました!!です！

　ここまでイベントの日をじっくりと思い出しながら、思いを振り返ってきました。イベントを終えて今日まで、イベントの事を思い出さなかった日はありません。そしてその度に、会場に足を運んで下さったお客さん、生中継で見守っていて下さった方々、ご覧になれなかったけれど心の中で応援して下さった方々への感謝で胸がいっぱいになります。間違いなく2010年12月4日は、私にとって一生忘れられない日です。いくら忘却が得意な私とはいえ、この日だけは決して忘れません。
　本当にどんな言葉をもってしてもこの感謝を伝えきれません。もどかしいです。あの日、息が切れてしまったり拙いところがあっても、一生懸命歌えば思いは伝わるんだと感動しました。会場をあとにしながら、私頑張ったよね、一度は達成感に浸りましたが、今は、まだまだ頑張らなきゃいけない、とさらに意気込んでいます。それは皆さんの温かさに感謝すると共に、それに甘えてばかりではなく、皆さんからいただいた優しさや感動に、新たな形でこたえなければならないと思ったからです。アルバムの新曲のレコーディングはこれからです。皆さんの応援を噛みしめて、きっといいアルバムにしますので楽しみに待っていてください!!　
　本当に皆さんありがとうございました!!　お疲れ様でした!!　
長々と書いてしまいましたが、私の拙い文章を最後まで読んでくださってありがとうございます!!

これからもよろしくお願い致します!!

2010年12月11日
東山奈央