[PR]
ニュース:国際 RSS feed
ウクライナ「美し過ぎる」前首相を聴取 日本の排出枠代金流用
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
京都議定書の温室効果ガスの排出削減義務を単独で達成できない日本が昨年、ウクライナから余剰排出枠を買った際に払った代金が流用された問題で、当時首相だったウクライナのティモシェンコ氏は15日、代金を年金の支払いに流用した疑いで最高検に聴取されたことを自身の公式サイトで明らかにした。
ティモシェンコ前首相は「私が大きな罪を犯し、国家が危機にひんしていた時に人々に年金を払った」との容疑をかけられたと述べ、野党に対する弾圧だと主張した。
インタファクス通信によると、最高検は前首相から旅行禁止の誓約書を取ったとしている。
日本側が昨年、余剰排出枠の購入で払った2億9千万ユーロ(約325億円)について、ウクライナは環境投資に充てる契約だった。しかし米企業が今年10月に発表した監査報告によると、代金は前首相の指示で年金基金と国営ガス企業の債務支払いに流用されていた。(モスクワ 共同)