ワシントン(CNN) 米政府高官は16日までに、国際テロ組織アルカイダがクリスマスの休暇シーズンを狙い、米国と欧州で自爆テロ攻撃を画策しているとの情報がイラク政府当局から提供されたと述べた。
イラクで拘束したアルカイダ系の反政府武装勢力構成員から得た情報とし、詳しく分析している。この情報の詳細は伝えられていない。イラクにはアルカイダ系組織の「イラク・イスラム国」がある。
米政府高官はこの情報を深刻に受け止めているとしながらも、米国本土を狙った特定かつ無視出来ない脅威が存在するとの情報はないとも述べた。また、昨年のクリスマスに米デトロイト上空で旅客機爆破テロ未遂事件が発生したことを踏まえ、クリスマスシーズン中の警戒は特に強化していると付言した。
旅客機爆破テロ未遂事件では、中東イエメンに拠点がある「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)が犯行への関与を認めていた。