政府・与党は16日、来年4月からの実施を目指す高速道路の新たな料金制度の一環として、3月末で期限切れを迎える「休日上限1000円」割引を継続させる方針を固めた。国土交通省は当初、曜日や時間帯を問わず普通車2000円、軽自動車1000円とする上限料金制に改め、旧政権下で導入された「休日1000円」を期限通り終了させる方針だったが、来春の統一地方選を控え、「実質値上げ」批判を恐れて継続を求める民主党内の声に配慮した。
ただ、継続する割引制度も財源の問題から2年程度の限定措置となる見通し。割引の適用対象車については、従来の自動料金収受システム(ETC)搭載車に限らず、現金支払いの場合にも拡大する方向だが、システム上の対応が間に合わない可能性もある。
[時事通信社]