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鹿児島市夫婦強殺 事件前後5日被告の姿見ず 同居の姉証言
(2010-11-13)
鹿児島市下福元町で昨年6月、高齢の夫婦が殺害された事件で、強盗殺人と住居侵入の罪に問われた男性被告(71)の裁判員裁判8日目は12日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)であり、被告と同居していた実姉ら5人の証人尋問を行った。姉は事件前後の5日間、被告の姿を見ていないことを証言した。被告の足取りは分かっていない。
被告は関東から帰郷した2008年8月下旬以降、逮捕される昨年6月29日まで同市三和町の姉夫婦宅で暮らしていた。
姉は被告の年金支給日だった同年6月15日の午前10時ごろから同19日夕まで「弟を見ていない」と証言。「19日午前4時から5時ごろ、トイレの鍵の音がカチャカチャしたので帰ってきていると思った」と述べた。
検察側は公判で犯行時間帯を18日午後7〜9時ごろと特定。事件は19日午前6時15分ごろの110番で発覚した。被告は18日夜の行動について、捜査段階では「散歩していた」と供述している。
姉は19日夕になって被告の姿を確認したと話し、「年金をパチンコに使い、生活費を渡せないと謝ってきた」と明かした。「帰って来ないことが前にも1、2回あった。車で寝ていたと言っていたので、今回もそうかと思った」と述べた。「弟はきちょうめんで優しい性格。夫の介護や家事を助けてもらった」と訴えた。
尋問は傍聴席から見えないよう、証言台をついたてで遮った。
県警鑑識捜査員ら4人も出廷、鑑識作業の状況などを証言した。
証人尋問は12日も予定時間を超え、証人1人が15日に繰り越された。15、16日は計5人の証人尋問と被告人質問を行う。17日に結審し求刑、12月10日に判決が言い渡される。
被告は関東から帰郷した2008年8月下旬以降、逮捕される昨年6月29日まで同市三和町の姉夫婦宅で暮らしていた。
姉は被告の年金支給日だった同年6月15日の午前10時ごろから同19日夕まで「弟を見ていない」と証言。「19日午前4時から5時ごろ、トイレの鍵の音がカチャカチャしたので帰ってきていると思った」と述べた。
検察側は公判で犯行時間帯を18日午後7〜9時ごろと特定。事件は19日午前6時15分ごろの110番で発覚した。被告は18日夜の行動について、捜査段階では「散歩していた」と供述している。
姉は19日夕になって被告の姿を確認したと話し、「年金をパチンコに使い、生活費を渡せないと謝ってきた」と明かした。「帰って来ないことが前にも1、2回あった。車で寝ていたと言っていたので、今回もそうかと思った」と述べた。「弟はきちょうめんで優しい性格。夫の介護や家事を助けてもらった」と訴えた。
尋問は傍聴席から見えないよう、証言台をついたてで遮った。
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証人尋問は12日も予定時間を超え、証人1人が15日に繰り越された。15、16日は計5人の証人尋問と被告人質問を行う。17日に結審し求刑、12月10日に判決が言い渡される。
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