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鹿児島市夫婦強殺 DNA、発覚翌日採取 担当官証言
(2010-11-11)
鹿児島市下福元町で昨年6月、高齢の夫婦が殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた男性被告(71)の裁判員裁判6日目は10日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)であり、県警の鑑識捜査員ら5人の証人尋問を行った。DNA型を鑑定した県警の担当官は、事件発覚翌日に現場の網戸から細胞片を採取、DNA型の特定後に被告が逮捕され、DNA型が一致した経緯を明らかにした。
県警本部科学捜査研究所の担当官は、2人の遺体が見つかった翌日の昨年6月20日に、侵入口とされる掃き出し窓の破れた網戸から微量のヒト細胞を検出し、同21日にDNA型が判明したと説明。
同29日の逮捕後に、被告から採取したDNA資料の鑑定と一致したとし、「1京5600兆人に1人の確率」(1京は1兆の1万倍)と述べ、「一卵性双生児以外に一致する人物はいない」と証言した。
弁護側はDNA資料の受け渡しや保管、鑑定方法を尋問。網戸から採取した細胞を鑑定に使い切り残っていないことに対し、「裁判で再鑑定するために、必要な資料を残していないのはおかしい」と鑑定結果の証明力に疑問を投げかけた。
鑑識捜査員は指紋の採取法などを説明。弁護側が「採取状況を写真撮影していないのか」と尋ねると、「撮っていない」と答えた。
同日予定していた証人の1人が審理の進行上、11日に繰り越された。7日目の同日は、指紋を鑑定した警察官ら2人が出廷する。
県警本部科学捜査研究所の担当官は、2人の遺体が見つかった翌日の昨年6月20日に、侵入口とされる掃き出し窓の破れた網戸から微量のヒト細胞を検出し、同21日にDNA型が判明したと説明。
同29日の逮捕後に、被告から採取したDNA資料の鑑定と一致したとし、「1京5600兆人に1人の確率」(1京は1兆の1万倍)と述べ、「一卵性双生児以外に一致する人物はいない」と証言した。
弁護側はDNA資料の受け渡しや保管、鑑定方法を尋問。網戸から採取した細胞を鑑定に使い切り残っていないことに対し、「裁判で再鑑定するために、必要な資料を残していないのはおかしい」と鑑定結果の証明力に疑問を投げかけた。
鑑識捜査員は指紋の採取法などを説明。弁護側が「採取状況を写真撮影していないのか」と尋ねると、「撮っていない」と答えた。
同日予定していた証人の1人が審理の進行上、11日に繰り越された。7日目の同日は、指紋を鑑定した警察官ら2人が出廷する。
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