ひざをついたままの姿勢で組み合う津軽地方伝統の「ねまり相撲」の大会が、青森県弘前市の小学校で開かれました。
ねまり相撲は、津軽弁で「座る」ことを意味する「ねまる」から名付けられたもので、ひざをついたままの状態で相手と組み合います。弘前市の市立西小学校では、冬場の運動不足を解消しようと、ねまり相撲の大会を20年ほど前から行っています。16日は、全校児童およそ260人が参加して、学年ごとに個人戦と団体戦に分かれて取り組みを行いました。子どもたちは、行司の「はっけよい」の掛け声とともに、まわしの代わりに締めた柔道の帯をつかみ、投げ倒したり、押し倒したりして熱戦を繰り広げました。会場の体育館には家族も詰めかけ、子どもたちの技が決まるたびに大きな声援を送るなど、熱気に包まれていました。参加した子どもたちは「負けて悔しかったけど楽しかったです」とか、「相手を投げ飛ばすときが楽しかったです」などと話していました。