山田孝之、初の闇金＆風俗体験にドキドキ

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　俳優の山田孝之が29日、都内で主演ドラマ『闇金ウシジマくん』（TBS系）の制作会見に出席した。闇金融の社長・丑嶋を演じる山田は、役作りのため「闇金に借りに行って、話を聞いてこようかと思った」と明かすも「週刊誌に『闇金に借金生活苦』とか書かれたら困るんで」と笑わせた。さらに撮影のため風俗にも「初めて入った」といい、思わず「たまんないですよね…」と息を飲み「下着の女性の写真がいっぱいあると思って、仕事面してずっと見られた」と鼻の下を伸ばした。

　原作は週刊漫画誌『ビックコミックスピリッツ』（小学館）で連載中の、コミック累計販売部数250万部を超える人気漫画。「10日で5割」という違法な高金利で金を貸す闇金業者カウカウ・ファイナンスの社長・丑嶋を、社会の底辺にいる債務者たちを容赦無い仕打ちで追い込むも、債務者たちに“生きる実感”を与えるダークヒーローとして描く。お金の価値、お金の怖さ、人間心理を体感させ「人間の暗部と“闇の先にある光”」を浮き彫りにしていく。

　すでに全撮影を終えたという山田は、今回演じた丑嶋を「すごく動物っぽい。本能を消すことが人間らしいとされているような気がしている中で、本能のままに生きている人」と分析。自身を「お金にあまり執着がない」と語った上で「丑嶋くんはお金に執着しすぎてて、債務者はお金の価値をわかってない。お金は世の中で、核爆弾よりも最強の兵器。お金の強さがどれだけ強いものか、自分の状況でどれだけ距離をとらなきゃいけないのか、考えてもらいたいです」と神妙な面持ちで語った。

　同作唯一のドラマオリジナルキャラクターで、カウカウ・ファイナンスの新入社員の元AV嬢・千秋役を務める片瀬那奈は、視聴者と同じく、初めて闇金の世界に触れる役柄から「私の目線で入っていただけるような役」と語り「もし自分が出てなくても一番観たいと思ってしまうドラマ。これで“お金を借りるのは怖いこと”をみなさんに知ってもらえる」と呼びかけた。

　丑嶋に絶対的服従と尊敬の念を抱く柄崎役・やべきょうすけも「お金の価値観はそれぞれ違うなと。使い方や借り方によって、その人間模様が見えてくる。非常に難しい題材だが、僕らにとっても身近にあるものなので、その価値観を考えてもらえる作品」と同作に込められたメッセージを伝え、崎本大海も「山田さんはじめ、闇金業者の人がどれだけ悪く映ってるかが、楽しみであります」と笑顔で語っていた。

　ドラマ『闇金ウシジマくん』はTBS系にて10月12日（火）、関西・MBS系にて同14日（木）深夜24時55分より放送開始。