2010-12-16
漫画と都条例 「過激」に乗じて規制か
子供にどんな漫画がよいか、どんな情報が役に立つかは、多様な情報に触れる中で家庭や地域社会が学ばせ、子供自身が学ぶことだ。戦前の言論統制が、わかりやすい漫画本などの規制から始まったという歴史にも思いを致す必要がある。
一部の漫画に対する素朴な嫌悪感が、最も大切な自由を差し出すことにならないとは限らない。
都議会公明党は条例に賛成した。どうやら宗教政党は「信教の自由」以外には興味がないようだ。政治理念なき姿勢が、宗教的信念の欠落を雄弁に物語っている。公明党は完全に存在意義を失ったと思う。最終的に自民党福祉派か民主党福祉派を目指しているようにしか見えない。