スタジオジブリの最新作が来年夏公開の「コクリコ坂から」に決まったことが15日、発表された。原作は80年に連載された同名少女漫画で、1963年の横浜を舞台に、女子高生の青春と恋愛を描いた学園もの。ファンタジー作品が続いた宮崎駿監督企画作品では異色のリアリティー作品。メガホンは駿監督の長男の宮崎吾朗監督が取り、06年「ゲド戦記」以来2作目となる。
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注目のジブリ最新作は、異色の“少女マンガ学園もの”になる。
「コクリコ坂から」は、東京オリンピック直前の1963年の横浜を舞台に、主人公の高校2年生の女子・海が、学校内の歴史ある建物の取り壊しに反対する先輩高校3年生、俊と出会い、初恋に落ちる青春物語。
原作は、1980年に漫画誌「なかよし」で連載された同名マンガ。佐山哲郎氏が原作、高橋千鶴氏が作画を担当した。あまりヒットはしなかったものの、駿監督が約15年前、別荘にあった同誌を読んで着目。以来、映画化を目指していたという。
少女漫画を原作にしたジブリ作品は95年の「耳をすませば」以来16年ぶり。駿監督が企画を担当した作品で、ファンタジーではないリアリティー重視のテーマを扱うのも、同作以来となる。
この日会見した鈴木敏夫プロデューサーは「(駿監督は)元気のない時代に、日本が元気のあった高度経済成長期のスタートである東京五輪直前の時期を描く思いがあった」と作品意図を説明。ポスターのキャプションには、坂本九さんの当時のヒット曲から「上を向いて歩こう」と記されている。
5年ぶりにメガホンを取る吾朗監督には「『ゲド戦記』後に、どうしたい?と尋ねたら『映画をやりたい』といって、企画などを書いていた。宮さん(駿監督)は『2作目が勝負だ。ダメだったら解任』といっていたが、大きく成長している」と“背水の陣”での決意を作品にぶつけている様子。主題歌は「ゲド戦記」と同じく、手嶌葵が担当する。
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